八月十四日（晴）

◎今日からお盆休みで新刊や注文品の書籍・雑誌がしばらく入らなくなる。だからといって書店員に暇はないのだ！　この機会に見直したい、直したい、いじりたい棚や平台はたくさんある。 　そして今日は、地元のさぬき高松まつり最終日。レジに入ったり、問い合わせの対応で忙しいけれど、お客様が多いのは本当に有り難い！

八月十五日（晴）

◎終戦記念日。映画「日本のいちばん長い日」を観に行かれる方も多いかもしれませんね。原作本の文庫にも手を伸ばしていただきたい。
◎午後から地元出身漫画家・篠丸のどか先生のサイン会！　「うどんの国の金色毛鞠」はもはや香川の名物。もちろん私もいちファンとしてサインをいただき、お見送りまで長々とお話しさせてもらうことに。昨年も来てくださった先生は、相変わらずお綺麗な方で、そして気さくなお人柄でした。

八月十七日（曇ときどき雨）

◎まだ書籍や雑誌の荷物はお休みだが、出版社さんの多くがお盆休み明けなので、とにかく発注！　午前中は本の補充に追われる。在庫を切らしてしまったものもあり、まだまだ発注の読みが甘かったと反省。
　それでも自分が夏休み向けにコーナー作りをした『親子で楽しむ水生生物』関連本が、そこそこ売れていたのは嬉しかった。

八月十八日（曇のち晴）

◎いよいよ今日から新刊書籍・雑誌や補充分が入荷。やはり新刊が入ると、店の雰囲気が色鮮やかになるような気がして気持ち良い。
◎今日発売の文芸書で一番注目している本が、門井慶喜さんの『新選組颯爽録』。プルーフ読了後、あまりに面白かったので、長々と感想をＦＡＸしてしまった。「新選組モノは司馬遼太郎しか認めない！」という方にも、ぜひ読んでいただきたい短編集！

八月十九日（雨）

◎毎月、地元のケーブルテレビで本を紹介。番組のテーマは「女子力」なので、毎回私でよいのだろうかという疑問を抱きつつ、今日は『僕の隣で勝手に幸せになってください』（蒼井ブルー著）を紹介。今春の発売ながらずっと売れているし、秋口に読みたくなる系の本だと思う。

八月二十日（雨のち曇り）

◎今日入荷の新刊お薦めは、『鎌倉香房メモリーズ２』（阿部暁子著）。香りから相手の感情を読み取ってしまう少女の物語の第二弾です。人の感情の複雑さや周囲の人間関係が丁寧に書かれています。（特に女性に）読んでほしいです。

八月二十一日（曇）

◎「東海大相模が優勝！」のポップを昨日急いでつけましたが、土日を過ぎたら甲子園コーナーも正面台から撤退……。夏の終わりを感じる。

八月二十四日（晴）

◎気になる新刊『昭和史の10大事件』が入る。昭和史の第一人者・半藤一利さんと『蒲生邸事件』を書いた宮部みゆきさんが、日本を変えた昭和重大事件について議論するなんて、もう読むしかないでしょう！　案の定、購入第一号に。