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  書店マル秘業務日誌熱烈インタビュー 作家さん直筆メッセージPICKUP著者インタビュー書店員さんおすすめ本コラムコミックエッセイ!「本の妖精 夫久山徳三郎」

六月九日(晴)

◎まだまだ売れている「アナと雪の女王」関連本。児童書コーナーから「♪ありのーままのー」と子どもの歌声が聞こえるこの頃だけれども、その先の歌詞がわからないのか何度も「♪ありのーままのー」と繰り返されるのが微笑ましい。

六月十日(晴)

『ビーズジュエリー静岡版』が本日創刊。土地柄、テスト販売に使われることが多い静岡県。ここから全国販売につながってくれるといい。

六月十一日(晴)

◎棚割りも平台の並びも動かしたところから本が売れていた。触ったところから売れていくとはよく言われたものだけど、本当に不思議だ。本(屋)の神様が仕事を見ているのだろうか。

六月十二日(曇)

◎レジ横に置いている『追憶の遠州鉄道奥山線』を手に取って「懐かしいなあ」とつぶやく年配のお客様と会計の合間に雑談。知らなかった故郷の風景を教えてくれて、異なる世代の人同士を繋げる、こうした本は大事にしていきたい。

六月十三日(晴)

◎サッカーW杯開幕。試合時間と営業時間が重ならず有り難いが、これから続くであろう寝不足の日々、仕事中に寝ないようにしなければ。

六月十四日(晴)

『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている〜再生・日本製紙石巻工場〜』(佐々涼子著)のゲラ刷りをいただき、早速読み始める。紙の本を扱っていながら、どこで紙が作られているのかも、東日本大震災で紙が不足し危機的状況に陥っていたことも知らなかったと衝撃を受ける。

六月十五日(曇)

◎地元ラジオ局から出演依頼の電話。雑誌の企画だったサッカー本書評をネットで見て興味を持ってくれたらしい。初めてのことで驚いたが、お店のことを知ってもらういい機会になれば。

六月十六日(晴)

◎地元の店を紹介する『浜松ぐるぐるマップ』のランチ特集の最新号がとてもよく売れている。自分で買った本をパラパラ見て「まだまだ知らないお店がたくさんあるんだなあ」と思いながら、この店ももっとたくさんの人に知ってもらうにはどうすればいいのかなあなどと考える。

六月十八日(雨)

◎雨の中、地域の小学校の2年生が「地域探検」の授業で数グループ来店。ぐるりとお店を見た後に簡単な質疑応答をしただけだが、これを機会にお店や本に興味を持ってもらえたらいいな。

六月十九日(曇)

◎ラジオ生出演のため、いつもより一時間以上早く出社し、「サッカーW杯をもっと楽しむための5冊」というテーマで紹介。終わってみればもっとうまく喋れたんじゃないかと思うが、好評でよかった。これからは、店内でのアピールだけでなく、我々書店員は外に向かって発信することも必要なんじゃないかと感じた。

 

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