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七月十五日(晴)

◎年末までのフェアを計画しました。まだ七月なのに、早くもカレンダーの注文が始まりました。カレンダーはだいたい八月が注文のピークだそうで、店頭には十月初旬には並び始めます。

七月十六日(雨)

◎楽譜の棚を整理しました。「アナと雪の女王」の楽譜がピアノピースだけでも各社合わせると十種類以上出ています。芸術書の担当になるまでこんな種類があるとは知らなかったです。

七月十七日(晴)

◎美術館の特別展示に連動したフェアの企画があり、美術館に問い合わせをしました。ポスターとチラシを頂きました。
 広島には思いのほか美術館が多くあり、近いところでは、広島県立美術館と広島市現代美術館があります。店頭のフェアと連動していなくても、ポスターを貼ってお客様にアピールしています。

◎第151回芥川賞、直木賞が発表されました。芥川賞は柴崎友香さんの『春の庭』、直木賞は黒川博行さんの『破門』が受賞。

七月二十日(晴)

◎夏休みに入り、客層が変わりました。小さなお客様が多くなり、書店全体がとても賑やか。

七月二十一日(晴)

◎夏休み最初の仕事休みに、ショッピングモールの中に入っている他店の本屋さんへ行ってきました。夏の文庫フェアの陳列棚を見ていると、夏を感じます。夏の文庫フェアは、もはや夏の風物詩だなと思いました。

七月二十二日(晴)

◎広島の本のコーナーで、『立ち上がるヒロシマ1952』という文庫をお買い上げのお客様より、「昔住んでいたところが載っていて、懐かしくて買っちゃった」と声をかけられました。とても懐かしそうにお話をされる凛とした爽やかなマダムでした。

七月二十三日(晴)

◎広島はご当地本、広島関連書籍というのが売れる土地柄で、地元愛が強い県民性。和田竜さんの『村上海賊の娘』が相変わらず上位にいます。
 海賊つながりで、百田尚樹さんの『海賊とよばれた男』の上下巻文庫が1位2位。

◎広島愛ってことで、今年は「カープ女子」という言葉も生まれたぐらい、例年よりカープ関連雑誌、ムックが盛況。先週のベスト10を見てみると、「跳ねる・若ゴイ 2014」が6位にランクイン。カープの若手選手の特集で、まさにカープ女子向け。
 10位には『過去にあらがう』(前田智徳、石井琢朗、鈴木卓也著)。これもカープファンなら必読、絶対手にとっちゃう本です。

七月二十五日(晴)

◎当店の客層で一番コアなマダムに人気なのが、林真理子さん『白蓮れんれん』。主役の花子より激動の人生らしい、柳原白蓮さんの本で、主役の村岡花子関連より最近では上位に。マダム手塚としてはちょっと興味があります(笑)。

 

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