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八月七日(晴)

◎ビーズカーテンが売っていない! どこに行けば買えるのだ? と数日前から悩んでいたが結論を出した。売っていないなら作ればいい! 作り始めて自分がちょー不器用なことを思い出したけれど、がんばろう。
(加藤千恵さん『その桃は、桃の味しかしない』のコーナー作成のため)

八月八日(晴)

◎今日は向日葵の花の向きで悩んだ。照明のほうに向けたいのに、コーナーを見る方に美しく見えるのは下向き。向日葵なのに。むふーっ。しかし美しく見えることを優先しなければ。
(白河三兎さん『私を知らないで』のコーナー作成のため)
◎樋口毅宏さんがふらりと寄ってくれた。いつも通りお願いしてサイン本をたっぷりと。今日の私はサイン本にはんこを押す係。
 向きと色合いがうまくいくように神経を使いつつ。あの消しゴムはんこ、樋口さんの手作りとは。すごい。

八月九日(晴)

◎加藤千恵さんがご来店。ビーズカーテンを喜んでくれた。糸が通せず、何度も投げ出しそうになったけど、作ってよかった。

八月十四日(晴)

◎『夏目友人帳 原画展〜緑川ゆきの世界〜』を観にいく。カラー原稿の美しさ。遊び心のある展示。参加している人の笑顔と真剣な眼差し。すごいなぁ。刺激を受けた。家にあの畳二畳分のニャンコ先生がほしい。

八月十六日(晴)

◎怖かった。カウンターに手がいっぱい……。目に入った瞬間、ひっ!!となった。頼んだのは私だけど。私だけれども。
(映画『貞子3D2』コーナー作成のため)

八月十九日(晴)

◎ツイッターのBOOK公式アカウント中の人を、最近全然できていないことに反省。今日からまたがんばろうと始めてはみたものの、感覚がいまいち戻らず。紹介した本に一人でも興味を持ってもらえたら嬉しい。まずは紹介し続けること。継続は力なり。うん。

八月二十二日(晴)

◎泣くかと思った。売場に聞こえてくる音で、感情が高ぶって。ノベライズも読んで号泣したものなぁ。小説だけのオリジナル・エピソードがこれまた涙腺を刺激して。明日からも泣かないようにがんばって耐えよう。
(『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』コーナーを作成)

八月二十四日(曇)

◎出勤後すぐに休憩中の後輩Yちゃんを見かけた。号泣していた。片手に文庫、片手にタオルハンカチ、そして目は真っ赤。話しかけられず。後で何の本か聞こうと思っていたのに、品出しに夢中になっていたら聞き忘れた。なんだったのだろうか、あの本。
(後から百田尚樹さんの『永遠の0』だったことが判明)

 

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