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2007.12

「きらら12月号」愛読者はがきより
新連載、宮木あや子さんの「群青」、出だしの一文から考えさせられました。由紀子が自分だったら、“何もかも失うかもしれないと判ったあと”、どうするだろうか。講堂のピアノと自分を重ね、話し掛ける主人公に胸打たれました。
(新潟県・23歳・女性)
もともと沖縄が大好きなのですが、最近、沖縄が舞台の小説とか沖縄出身の作家に凝っていて、読みあさっています。今号スタートの宮木あや子さん「群青」とても楽しみです。
(京都府・38歳・女性)
東直子さんの「ヒナギク」をいつも楽しみに読んでいます。うつむきさんの存在が気になるつけちゃんが最後に登場して、次回がどのような展開になるのかまたまた興味がでてきました。私も高校生の頃、史江のような友人がいたなあと振り返ってみたり、懐かしい気持ちです。
(宮城県・35歳・女性)
「ヒナギク」の東直子さんは歌人だからなのか、文章にムダがなくて読みやすいので好きです。挿絵も素敵だと思います。今月の嶽本野ばらさんのエッセイ、冴えてますね。あえて文豪のムスメの弱点を指摘しているのが興味深かったです
(石川県・30歳・女性)
たくさんの有名な作家さんや新人さんの小説が読めてとても楽しいです。読んだことのない展開の話もあったり、楽しく拝見させていただいてます。
(大阪府・32歳・女性)
「WEBきらら12月」感想コーナーより
「鳩を捨てる」
……これまで盛田隆二さんの携帯メール小説作品の中でも傑作だと思いました。印象も深い作品です。とくにラストのひと段落。これが書けるところに、プロの作家としての強靭さを感じましたし、身震いしました。ここまでじっくり書き込んだら、ラストの段落なしで終わってしまっても充分読み応えがあると思うのですが、あのひと段落があることで、〈生〉から〈性〉へ(身近な〈性〉へ)、切っても切り離せないもうひとつのテーマに、一気にこの作品が昇華していくような気がします。生きるということの暴力性、人を愛することにともなうやり場のない暴力性、みたいなものまでいろいろ考えてしまいました。
2007/11/29(東京都・33歳・男性・ペンネーム/ぴん)
2007.11

「きらら11月号」愛読者はがきより
恋の年齢という障害について、辻仁成さんの「クロエとエンゾー」を読んで新しい視点から感じることが出来ました。否定する反面、否定を取り消してしまいたいという女性の気持ち、今の私には理解することなどとうてい出来ませんが、同じ女性として考えさせられたような気もします。次の話も楽しみにしています。
(宮城県・14歳・女性)
コラムの from BOOK SHOPS がおもしろいと思いました。連載小説はどれも途中から読んでもおもしろかったです。いろんな小説と出会えるこういう雑誌が好きです。
(大阪府・22歳・女性)
山本幸久さんの「恋ケ窪兄妹」いつも楽しみにしてます。おじちゃんたちと仲良しなみかちゃんもとうとう彼氏ができて、これからが楽しみです。リンゴくんは、パートさんに干されてしまうのでしょうか……。
(宮城県・22歳・女性)
東直子さんの「ヒナギク」は、ヒナコとつけちゃんが全く対照的な性格で、私はどちらかというとつけちゃんタイプなのかもしれないと、つけちゃん側に立って読みました。何かしたいけど、何ができるのか、今の状態でいいのか、と思い日々を過ごし、自分と違うタイプの人を見て、ちょっとイライラしたりと、同世代のOLさんが今思っている事がズバリと書かれていて共感して読みました。次号はどんな展開になるのでしょう、楽しみです。
(宮城県・35歳・女性)
小路幸也さんの「のこされるもの」の続きがとても気になります。一見、無関係におもえた登場人物達の現在、過去、未来が複雑に絡み合って、この先どうなるのだろうとワクワクします。毎号ゆっくり読もうと思いながら、届いたとたんにイッキ読みしてしまいます。次号が届くのが今から待ち遠しいです。
(東京都・37歳・女性)
「WEBきらら11月」感想コーナーより
「クロエとエンゾー」
……「クロエの章」と「エンゾーの章」が書き分けられていて、最初はまったくちがう物語かと思いましたが、何だか読み進めれば読み進むほどふたつが近づいていく感じが好きです。登場人物の背景とかたくさんの謎がこのさきだんだんわかっていくのかと思うと、もう読むのをやめられませんね。
2007/10/30(福岡県・30歳・女性・ペンネーム/めい)
2007.10

「きらら10月号」愛読者はがきより
毎号楽しく拝見しています。辻さんの小説、今回も良かったです。風景が目の前にふと浮かぶような物語で気に入っています。これからもきらきらとかがやくような作品をたくさん読ませてください。
(沖縄県・18歳・女性)
東直子さんの「ヒナギク」楽しく読ませていただきました。大学の図書室に勤務する登場人物。中学校の図書室で働く私にとって親しみと嬉しさでいっぱいになりました。これからヒナコとつけちゃんの関係がどうなって行くのかも楽しみです。
(新潟県・23歳・女性)
書店員さんのおすすめ本は毎月楽しみにしています。今月も山下篤さんの『漁師志願!』心が安まる本でした。読んでよかったと思いました。携帯メール小説は毎月、携帯で小説書くなんて「スゴイ!」と思いながら読みます。私もいつか……なんて考えるようになりました。
(東京都・59歳・女性)
読書の秋です! なにか今まで読まなかった類の小説を……と思いつつ、なにを読んだらいいのか決めかねていました。そんな折、タイミングを見計らったかのように「きらら10月号」がポストに。“from BOOK SHOPS”を参考にさっそく本屋さんへ。注文した本が入荷したとの知らせに、今日これから受け取りに行くところです!! 楽しみ〜
(東京都・37歳・女性)
「きらら通信」にすごく共感しました(実は毎号…)。私も本が大好きで、一冊一冊感動しているのに、上手く人に伝えることができません。とりあえず今は、その本の中で最も印象に残ったフレーズをノートに書きとめています。
(京都府・38歳・女性)
「WEBきらら10月」感想コーナーより
携帯メール小説受賞作
……「のこりもん屋にフクがいる」を読みました。途中で、結末が予想できていたのに最後まで読んだら泣いていました。フクの口調がとっても心地いいですね。のこりもん屋に私もいってみたくなりました。
2007/10/6(神奈川県・30歳・女性・ペンネーム/yayowitch)
2007.09

「きらら9月号」愛読者はがきより
「うちへかえろう」が今号で最終回とのこと……残念です。主人公と年齢や環境が近いこともあり、「あるある! そうだよねー!」とうなずきながら読んでいました。来春の刊行を楽しみにしています。
(東京都・37歳・女性)
私は堺市に住んでいるのですが、小川内さんの小説「うちへかえろう」は身近に感じて読んでいました。終わってしまって残念です。もう少し読みたかったなあ〜。大阪の家族って感じが出ていて、圭さんの恋愛の話ももっと入れてほしかったです。
(大阪府・42歳・女性)
毎朝、出勤途中で本屋さんへ立ち寄り、いろいろな出版社の情報誌などを手にします。「きらら」は今回、初めて読ませていただきました。途中から読んでも楽しめるので、続きが楽しみでもあり、待ち遠しいですねえ。「うちへかえろう」は、最終回とのことで、いままでの分を読んでいないのがとても残念です。家族ってすごくいいですね……。長い間、会ってなかった親や兄妹、子供が再会して食卓を囲み、何もなかったような距離感が、胸にじ〜んときました!!
(兵庫県・49歳・女性)
「うちへかえろう」が終わってしまいました。最後が笑顔になれる小説が好きです。「別れの時まで」はますますおもしろくなってきました(先がわからないからかな?)。「きらら」の書店員さんのページで紹介される本は、本当に読んでよかったと感じる作品ばかりです。とても参考になります。活字も読みやすいです。新連載「ヒナギク」楽しみになりました。
(東京都・59歳・女性)
書店の店頭で初めて「きらら」を手にしました。他の出版社の発行のものと異なり、小説が充実している。あと1〜2冊様子をみて年間定期購読をきめたいと思う。
(愛知県・73歳・男性)
「WEBきらら9月」感想コーナーより
「うちへかえろう」
……毎回読んでいましたが、とうとう最終回になってしまいました。静かな緊張感のある物語で、最後はどうなるのかなといつも気になっていました。私の予想とは違う、円満な終わり方だったので、ほっとしたというか気がぬけたというか……。私は、おねえちゃんとおかあさんの溝はうまらない、と思っていました。でも、おかあさんもおねえちゃんも、そしておとうさんもぎこちないながらも、お互いをいたわれるようになりました。おねえちゃんが家をでてからの十年は無駄ではなかったんだな、と思いました。家族ってこうゆうものなんですね。第7回の「今の私の精一杯の、私に対する善意だ」が心に響きました。困難や孤独にぶつかっても、まわりにふりまわされず、自分を大切にしようと思いました。
2007/9/2(秋田県・29歳・女性・ペンネーム/長月)
2007.08

「きらら8月号」愛読者はがきより
石田衣良さんの「親指の恋人」、読後しばらくため息ついてばかりでした。澄雄とジュリアにとって、この結末は幸せなのでしょうが……。もっといい方向に2人が向かってほしかったなーと思ってしまいました。切なすぎるけど、受け入れるしかないですね……。石田さんお疲れ様でした。次作も楽しみにしています。辻仁成さんの新連載、次回が待ち遠しくなりますね!! 気になる。
(新潟県・23歳・女性)
「親指の恋人」終わりましたネェ、残念です。死ぬことより生きていくことのほうがつらくて苦しいことばかりだと思う今日この頃だから、二人はきっと幸せだったと思う。でもなんだかやりきれない思いが残る。
(岡山県・36歳・女性)
「親指の恋人」が最終回でしたが、思わず泣けてきてしまい仕方がありませんでした。二人で過ごした最後の1日が、こんなに長いようで短いようで、でもやっと楽になると思って選んだ道なのだから後悔はないのだろうな、と思えて、これで正しかったと納得させられました。連載が始まった当初は、なぜジュリアにばかり不幸がふりかかるのかと思い毎号読んでいました。最後はこれで幸せになれたと思えました。単行本が発売されたらもう一度読みます。
(宮城県・34歳・女性)
インタビューに登場された桜庭一樹さんの『赤朽葉家の伝説』はおもしろくて夢中で読みました。直木賞候補になり、決定と思っていましたので、残念。でも受賞しなくても、良い小説は良いのです。これが? という受賞作品もありますから。蓮見圭一さんの「別れの時まで」は、きららの中では年長組といった感じです。どうもカタカナの多い小説は理解に苦しむ時や言葉が(軽い話し言葉が多い)雑に感じることがあるのですが、この「別れの時まで」は安心して読める大人の小説です。
(東京都・59歳・女性)
7月号から読み始めました。「ごきげんよう、ノーブルさん」最終回なんですね。4コマで言葉も少ないけど、とても切なく心にしみるラストだと思いました。続編を描いてほしいです。嶽本野ばらさんの「オルタナティヴ・パンセ」、4ページの中に静謐な世界、星のような人名が並び、時にくだけた話し言葉が嬉しく、挿入された写真のせいかモノトーンの雰囲気でした。9月号も楽しみです。
(東京都・36歳・女性)
「WEBきらら8月」感想コーナーより
「ごきげんよう、ノーブルさん」
……最終回だったのですね! 久々にみてみたら、もう最終回……。好きだったのになぁ。続編みたいな感じで続かないものでしょうか? もしくは単行本とかには?(作品少なすぎてだめかな?)ノーブルさん、オババに呼び戻されてかえるけど、地元に飽きてまた戻ってきて〜!! 会社のPCで疲れたときにこっそりみて、癒されていました。あの、脱力感をもう少し〜。(疲れたOLの憩いのページでした。……わが社では。)
2007/7/30(東京都・28歳・女性・ペンネーム/はにはに)
2007.07

「きらら7月号」愛読者はがきより
「オルタナティヴ・パンセ」面白かったです。ボアダムスには全く興味がないにもかかわらず、野ばらさんの文章に引きこまれてじっくり読んでしまいました。次号のテーマは何でしょう? 楽しみです。
(石川県・30歳・女性)
嶽本野ばらさんのFANです。彼の世界観、文章、目線、そして存在そのものがとても好きです。「きらら」にエッセイが連載、これからますます楽しみです。
(北海道・32歳・女性)
石田衣良さんの「親指の恋人」は本当に切なくなります。恋人を思う気持ちとかひしひしと伝わってきます。私がジュリアだったらどうするか、主人公に置きかえて感情移入してしまいます。実際こんな辛い立場にいる恋人達も多いのかもしれませんが、ここまでか……と思うと、次号で何かひとつでもいい事が起こればいいのに、など願わずにいられません。
(宮城県・34歳・女性)
毎回、携帯メール小説にはうならされます。月間賞の「千文字」の結末は鳥肌ものです。“うまい”この一言につきるのではないでしょうか。「ラブかストーリー」終わってしまいましたね。クスッとつい笑ってしまうので、バスの中で読んでいたら怪しまれそうでした。まだまだ達也くんの妄想っぷりを見て(読んで)いたかったです。松久さん、田中さん、お疲れ様でした。
(新潟県・22歳・女性)
「ラブかストーリー」の達也くんとも今号でお別れかと思うと、サミシイようなサッパリするような……。未来ちゃんサイドからの「ラブかストーリー」を読んでみたいような気になりました。いつまでもキレイなまま(?)の達也くんでいてほしいものです(身近にこんなコがいたら楽しいオモチャですね〜)。単行本の発行を楽しみにしています!
(東京都・37歳・女性)
「WEBきらら7月」感想コーナーより
「ラブかストーリー」
……毎月楽しみにしていた本作がついに完結してしまった。童貞に始まり童貞に終わるこの作品は、まさに自分の尾を噛む蛇ウロボロスの円環構造。しかし、最終回に至って、未来も同じく(恐らく)電波妄想処女であったとは。未来も身勝手な自己完結的妄想世界を持っていたかもしれない。我々はまさに、もう一匹のウロボロスを発見してしまったのだ。しかし、達也のウロボロスはこれまで語り手の介入によって赤裸々に読者に提示されていた。それに対し、未来のウロボロスは全くもって謎の存在である。彼女がいったいどのような誇大妄想的乙女の夢を持っていたのか、第二の『ラブかストーリー』も気になるところである。
2007/6/20(東京都・27歳・男性・ペンネーム/安藤麗)
2007.06

「きらら6月号」愛読者はがきより
初めて手にとって読んでみたのですが、「親指の恋人」など社会のひずみに生きる人物達が生々しくえがかれていて、ひきこまれました。バスの中でも手軽に読めるサイズなので持ち歩きも便利です。
(広島県・26歳・女性)
「チェリー・ボブ」の秋邦の無気力な感じがなんとなく好きです。倒産寸前の銀熊工業に妙に似合っていると云うか……。イラスト(まえだゆかさん)もイメージにぴったりですね。ところで6月1日はネジの日なんだそうです。「チェリー・ボブ」を思い出しました。銀熊工業は「ボルトだ!」と秋邦に怒られそうですが。
(東京都・37歳・女性)
毎号楽しみに「うちへかえろう」を読んでいます。30代のやるせない、パッとしない日常を読んで、何が面白いんだか、と思いつつ、でもやっぱり目が離せません。次号も楽しみです。
(石川県・30歳・女性)
やはり山本幸久さんは、いい! と改めて思いました。「恋ケ窪兄妹」では、ほのぼの〜とする中に、凛伍の智恵サンへの想いがチラホラ見え、みかんのいい子さにキュンとなり……。早く続きが読みたいです。石田衣良さんの「親指の恋人」、切なすぎです……。通勤のバスの中で泣きながら読んでました。澄雄とジュリアには、幸せになってほしいってずっと思ってました。
(新潟県・22歳・女性)
駒沢敏器さんの「ボイジャーに伝えて」の連載が終了してしまいましたね。長期連載だったので、毎月これを読むのが、もはや習慣みたいになっていたので寂しい気もしますが、物語の終盤にかけてはさらに読み応えがありました。駒沢さん連載おつかれさまでした。単行本で公平にまた会えることを楽しみにしています。
(茨城県・36歳・女性)
「WEBきらら6月」感想コーナーより
「ごきげんよう、ノーブルさん」
……5ヶ月前ぐらいにノーブルさんを初めて見ました。しばらくネットがない環境で暮らしていたので、久々ノーブルさんを見てみると、12話まで話が進んでいたので、一気に読みました。ノーブルさんのイラストは色合いがとてもきれいだなぁと思います。なぞが多いノーブルさんですが、今回の新作で「6番目のお姉さん」とあったので、少しノーブルさんのコトがわかりました。これからもっと知っていけるのかな? と楽しみにしています。
2007/5/25(鳥取県・24歳・女性・ペンネーム/チロル)
2007.05

「きらら5月号」愛読者はがきより
山本幸久さんの連載がはじまりましたネ。『笑う招き猫』を読んでファンになり、書店で山本さんの本を見つけては購入して読んでいます。来月が待ち遠しいです、早く次が読みたい。「きらら」がまた好きになった!!
(岡山県・35歳・女性)
森見登美彦さんへの熱烈インタビュー、とてもおもしろかったです。書店員さんの森見作品への熱い気持ちが良かったのでしょう。毎号楽しみにしてます。
(石川県・30歳・女性)
初めて手に取りました。すると、大好きな山本幸久さんの作品が!! 少し切なくて、ほほえましい作品に癒されました。次回も楽しみです。イラストもかわいかったです。
(新潟県・22歳・女性)
新連載の「恋ケ窪兄妹」のみかんの引っ越しのシーンで、休むことなく働く母親にぞっとする娘……読んでいてとても切なくなりました。まだまだ若く元気そうな母と17・8の娘の関係は、どの家庭でもこんな風なのかな、と。あと20年も経つと「うちへかえろう」の母娘みたいになるのだなあと、自分自身を省みて苦笑。20年前は理解できなかった圭の気持ち、姉との関係に共感する“今”を思うと、あと10年後、20年後にはもっとたくさんの事に共感し、感動できるのかなと小説を読むのがますます楽しくなります。「きらら通信」いつも読んでいます! なるほどと頷いたり、ん? と首をかしげたり。物語を世に送り出している側の考えが垣間見えて面白いです。
(東京都・37歳・女性)
作家の個性がそれぞれの作品に出ていて良かった。石田衣良さんの「親指の恋人」などは、読んでる人も、澄雄やジュリアの立ち場になり、決断を迫られるような、一緒に作品に入り込める感覚が良かった。彼の有名な作品『4TEEN』も日常的にありうる話の中で、気持ちを同化させることができ、読みやすく、読み入りやすく、良い作品だったと振り返る。
(福島県・31歳・女性)
「WEBきらら5月」感想コーナーより
「こどものとき」
……昭和レトロな雰囲気に和めます。前回「ひまわり」と「雪うさぎ」が同時に詠みこまれている短歌がありました。この2つには接点がないようにみえるので、とても新鮮でした。今でも印象に残っています。私は夏の花のなかでは、ひまわりが一番好きです。灼熱の太陽に向かって咲き誇る、大きな花をみていると夏バテもふきとびます。神秘的な種の配列も魅力です。ひさしぶりに今年はひまわりの種をまいてみようかな、なんて思いました。小学生の頃は、冬になると近所の友達と、雪うさぎを作りました。雪うさぎは、形よく作るのがけっこう難しかったです。うさぎというよりはカメのような形になったり、土が混じって黒うさぎになったりしながらも、はしゃいで遊びました。「こどものとき」のゆったりした動画をみていると、子供の頃の思い出がつぎつぎとよみがえってきます。2度、3度とREPLAYして見ています。バックナンバーもみれるといいです。
2007/5/1(秋田県・29歳・女性・ペンネーム/桜の樹の下)
2007.04

「きらら4月号」愛読者はがきより
新連載、小路幸也さんの「のこされるもの」が印象深かったです。同窓会の招待状が届くという日常生活でもありそうな出来事から、実際同窓会が開催され、どうしても思い出せない同窓生がいて、相手ははっきり記憶している、そんな不思議な体験にどんどん引き込まれていきました。誰にでも今は思い出せなくても、しばらくたてば思い出して逆に話が弾んだという経験はあるのに、今回は考えても考えても思い出せないという苦しさが伝わってきて、読んでいて汗をかくほどでした。
(宮城県・34歳・女性)
「きらら」1号から読んでいます。毎号続きを楽しみにしています。今回の「モップガール」大変おもしろかったです。終わってしまうのが残念です。この加藤実秋さんの小説をまた載せてください。あと「モップガール続編」を是非書いてください。続きが気になります……。
(東京都・33歳・女性)
「モップガール」を一番楽しみにしていたので、連載終了は哀しいです。単行本化が待ち遠しいです。“事情”があるのかもしれませんが、未完のまま連載が終わるのは正直嫌です。「きらら通信」にて。本はわりと読むほうですが、一人称や三人称などに注目したことはないです。今度から少しでも意識して読みたいと思います。
(千葉県・18歳・女性)
「きらら通信」に書かれていた、語り手の人称を変える巧みさを私が特に感じるのは、佐藤正午さんの作品です。なかでも、正午さんご自身か? と思ってしまう作家と、ネタを提供する友人が出てくるシリーズが大好きです。
(京都府・37歳・女性)
今回、初めて「きらら」を手にとりました。表紙は春らしくキレイで、¥200でこんなに沢山の小説家に出会えるなんてびっくりしました。携帯メール小説の「ぐるぐる」の“彼女”がまるで自分自身のようでした。付き合って3年になる人がいますが、そろそろ疲れているのかも……と思った作品でした。この後、主人公の僕と彼女はどうなるのか、気になります。
(千葉県・23歳・女性)
「WEBきらら4月」感想コーナーより
「きらら編集ブログ」
……最近このサイトを知りました。中でも編集ブログは、編集者の方の素顔が見られてとてもいいと思いました。読んでいて面白いです。もっと画像などをアップしたり、編集者独自の本の紹介、読んだ本の感想などをブログ内で書いて欲しいと思いました
2007/4/14(京都府・15歳・女性・ペンネーム/Peony)
2007.03

「きらら3月号」愛読者はがきより
初めて読みました。今まで知らなかった作家の作品が一冊の中にたくさんありうれしい限り……ぜひ今後も読み続けてみたくなりました。
(神奈川県・32歳・女性)
携帯メール小説大賞のコーナーが面白かったです。「ハンチヴォン」と「ダーン・ドゥーン・ルルン」は読んだときのイメージがなんだか似ていて、メール小説の同じ回応募された作品という偶然に「へぇー!」 という感じ。佐藤正午さんの「運命」はなんとも云えない怖さに何度も読みかえしてしまいました。鈴木清剛さんの新連載「チェリー・ボブ」はなんだか不思議な読後感。次回が楽しみです! ところで藤谷治さんの「またたび峠」はいつ刊行されるのでしょうか???
(東京都・36歳・女性)
他のPR誌と違って、芥川・直木を斬るとか、他出版社の紹介が多い。携帯メール小説はとっても手軽に読めるのがいい(通勤で読むにはもってこい)。
(大阪府・37歳・男性)
小川内初枝さんの乾いた小説世界が好きです。『ロックンロールミシン』が良かった鈴木清剛さんの連載がはじまってうれしいです。井上荒野さんの「ズームーデイズ」はまだ発売されませんよね? 楽しみにしているのですが……。
(石川・30歳・女性)
小説の時代的傾向を何かと感じる今日このごろ、「きらら通信」に共感を覚えました。と言っても、今の若い人たちの作品へも関心を覚えています。私事ながら、大学を出て一時、版元へ勤めていたので、“裏方”の編集者の苦労を思うも、ひとしお。貴誌の方々の活躍を祈ります。
(宮城県・58歳・男性)
「WEBきらら3月」感想コーナーより
「ごきげんよう、ノーブルさん」
……つっこみどころがありすぎて、おもしろすぎます。「たまご食べ過ぎっ」「牛車かよっ」などなどノーブルさんのボケにしっかりつっこんでいます。はらわたが煮えくりかえるほどいやなことがあった日は、寝る前にノーブルさんを見ます。フフッと笑うと肩の力がぬけクールダウンしてきます。落ち着くと、眠りやすくなるし、次の朝までイライラが残らないんですよね。ストーリーはぶっ飛んでいるけれど、イラストの色やタッチがとてもやさしいので癒されるのかもしれませんね。超天然キャラのノーブルさんが早く単行本にならないかなー、と心待ちにしています。
2007/2/23(秋田県・28歳・女性・ペンネーム/けむり)
2007.02

「きらら2月号」愛読者はがきより
2月号は面白い作品が多くてアンケートの「興味を持った作品」を選ぶのにかなり悩みました。毎号、次が届くまでひと月あるのだからもっとゆっくり読もうと思いながら、ついつい最後まで読みきってしまいます。yahoo!文学賞受賞の「エボリューション」、携帯メール小説月間賞の「初めて日記」、小川内初枝さんの「うちえかえろう」はどれも読後感が良く、ラスト一行がそれぞれに切なくなります。最後の一行を読んで、また最初から読み返しました。松久淳さんと田中渉さんの「ラブかストーリー」の達也君の妄想はパワフル! 老婆心ながら、彼の将来が心配に……。
(東京都・36歳・女性)
駒沢敏器さんの「ボイジャーに伝えて」は、連載の途中から読みはじめたのですが、前を読んでいなくても、毎回毎回を短編のように楽しめるところがすごいと思います。文章と、空気のようなものが好きです。それから、吉田篤弘さんの大ファンになってしまいそうです。。きっと頭のいい人なんだろうなあ。熱烈インタビューに登場してほしいです。
(東京都・29歳・女性)
盛田隆二さんの携帯メール小説「三十光年の彼方」が良かったです。実際にこんなふうな経験をしたことがありまして、30年以上生きていると、出会いや別れを多く経験して、心に残る方は、どんなに昔に別れていても、一瞬のうちに思い出します。なつかしいあの人は今どうしているのかななどと、しばらく思い出に浸ってしまいました。こちらは昨日のことのように記憶していても相手はまったく憶えていない。その時のせつなさやさびしさを感じながら読みました。
(宮城県・34歳・女性)
矢作俊彦さんの「ウリシス911」をずっと楽しみに読んでいます。物語はそろそろクライマックスでしょうか。今月号のカーチェイスはドキドキしました。この作品での、疾走感のある矢作さんの文章がすごく好きです。
(福岡県・21歳・男性)
作品以外でもfrom BOOK SHOPSの“今月飲むのを我慢して買った本”のコーナーに注目しています。私は飲むといっても、自宅で、なので我慢しても本は買えない。あまり本を我慢してると変になり、食費が本代に化けてしまうことがあります……。何かを我慢して、というのは分かります。我慢せず、好きな本を好きなだけ読める生活になりたい。
(岡山県・35歳・女性)
「WEBきらら2月」感想コーナーより
携帯メール小説受賞作
……釜崎勝司氏の「想」、とてもおもしろかった。やきもちを焼く、という日本語表現から飛び出したこの物語は、嫉妬の本質をうまくとらえてそれを食べ物の「餅」で表現しきっているところがうまい。発想自体も奇抜だがそこに付随してくる男女の会話中心の物語も、やきもちを食べるという非日常の世界の中でなんとも自然であり、それが一層この物語全体を深く、ミステリアスでおもしろいものに仕上げているのである。ありふれた男女の会話の中に不意に現れた非現実の世界……なんとも不思議なことにそれを非現実と感じさせないだけの会話の自然さ。やきもちをほんものの餅に置き換えるという発想をネタにしながらもあくまでメインは恋愛物語であるところがこの作者の「力」なのだろう。
2007/1/26(滋賀県・19歳・男性・ペンネーム/れにん)
2007.01

「きらら1月号」愛読者はがきより
新連載「うちへかえろう」小川内初枝さんの作品は楽しく読みました。圭さんが自分と同年代ということで共感できる部分があって、なんだかほっとするような、分かる分かるというような場面が多くありました。父と母と暮らしているので、普段は親のありがたみをなかなか感じる機会がないのですが、この作品を読んで、やっぱり両親が健在で自分も元気なことを心から感謝するべきだなあと思いました。
(宮城県・34歳・女性)
小川内初枝さんの新連載は、大事件とか起こりそうもないお話ですが、なんだか引きこまれました。大島真寿美さんの小説みたいに、読み心地が良かったです。
(石川県・30歳・女性)
藤谷治さんの「またたび峠」の連載が今号で最後とのこと……本当に残念です。毎月のささやかな楽しみだったので、最後まで「きらら」で連載して欲しかったです。単行本を楽しみにしています。小川内初枝さんの「うちへかえろう」は、主人公のジェネレーションが自分に重なりいろいろと考えながら読みました。第2回に期待しています。
(東京都・36歳・女性)
石田衣良さんの小説が読みたいと思い、手にとりました。いろいろな小説が載っていて読みやすい量なので気に入りました。次号も楽しみにしています。
(埼玉県・26歳・女性)
いつも私の息子が読んでます。表紙のデザインが気になり、私も読んでみたらいろいろな小説が読みやすい文体で書かれていたので、ちょくちょく台所や居間で休憩している時に読むことにしました。「きらら」というタイトルも気に入っています。小説を読む機会ができ、きららと光る星のような本だと思います。
(東京都・47歳・女性)
「WEBきらら1月」感想コーナーより
「from BOOK SHOPS」
……私はどちらかというと、新刊のベストセラー本より版を重ねたロングセラー本が好みです。おすすめ本コラムでは、私が読みたくなるような本が紹介されているので毎月楽しみで、購入の参考にしています。このごろ読んでいるのは、杉浦日向子さんの『うつくしく、やさしく、おろかなり――私の惚れた「江戸」』です。「隠居」と称して闘病生活を送られた杉浦さんの潔さは、江戸っ子そのものです。10年も前に書かれたエッセイのなかの「省エネ」についてなど、今こそかみしめて読みたいものです。江戸っ子は生死感もあっさりしていたようで、この本を読むと死への違和感が薄れてきます。ちょっと危ないです。またこちらのコラムではめずらしく、絵本も紹介されていてうれしかったです。私は絵本も好きなので『ひとりぼっちのかいぶつといしのうさぎ』も是非チェックしようと思っています。
2006/12/23(秋田県・28歳・女性・ペンネーム/そば湯)
「親指の恋人」石田衣良
……毎月、楽しみに読んでいます。初回、主人公二人が自殺してしまう所から話が始まっていましたが、それが気になって仕方ありませんでした。私には、二十歳の娘がいますが、もう一年以上、精神的落ち込みが激しく、大学に通うことが困難な状況にあります。病院に緊急でお世話になった事もありました。何故、私の子どもがこのようなことになってしまったのかと、自分を責め、これからどうしたらいいのか全くわからず、途方に暮れる毎日が続きました。ある日、突然娘から彼氏の存在を知らされ、その人と1泊で秩父に行ってきたいと告げられた日、私の不安は、最大限に膨れ上がりました。『気をつけて行ってらっしゃいね』としか言えなかった私。まさか二人で死を選ぶことなどないと思いつつも、心配でたまらなかったのです。結局、夜遅くになって、泊まらずに二人で電車に乗り戻ってきたとメールを受けた時には、どんなにほっとしたか判りません。石田さんの小説を殆ど読破している娘だからこそ、この小説の成り行きと娘の行動が気になって仕方がない愚かな母です。
2007/1/3(埼玉県・50歳・女性・ペンネーム/やまぶき)
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    蒼のファンファーレ/古内一絵

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    左京区桃栗坂上ル/瀧羽麻子

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    さよなら、ムッシュ/片岡 翔

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    竜宮城と七夕さま/浅田次郎

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    ハッチとマーロウ/青山七恵

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    ぼくの死体をよろしくたのむ/川上弘美

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    ボローニャの吐息/内田洋子

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    キャットニップ 2/大島弓子

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    教場2/長岡弘樹

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    ヒトリコ/額賀 澪

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    み仏のかんばせ/安住洋子

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    シノン 覚醒の悪魔/ダン・T・セールベリ:著 吉田薫:訳

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    神様のカルテ0/夏川草介

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    たまうら 玉占/星乃あかり

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    ロボット・イン・ザ・ハウス/デボラ・インストール 著・松原葉子 訳

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    サラバ! 上/西 加奈子

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    小森谷くんが決めたこと/中村 航

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    政治的に正しい警察小説/葉真中 顕

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    邪魔者/ミシェル・アダムズ 著 中谷友紀子 訳

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    独裁者ですが、なにか?/荒木 源

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    千の命/植松三十里

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    伴侶の偏差値/深沢潮

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    猫のほそ道 ノラ猫俳句旅/嵐山光三郎 著・浅生ハルミン 絵

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    くそったれバッキー・デント/デイヴィッド ドゥカヴニー 著 高取芳彦 訳

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    海が見える家/はらだみずき

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    夏の情婦/佐藤正午

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    隠し目付服部半蔵「遠国御用組」始末2 イスパニアの陰謀/安芸宗一郎

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    親友/川端康成

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