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2009.12

「きらら12月号」愛読者はがきより
唯野未歩子さんの「誕生日」の“わたし”は、いちいち私とそっくりだ。セックスに受け身で、資格も特技もないため競争に勝てず、死ぬことについて時々考えて怖くなったりする。そんな私も“二人で生き残ろう”と約束してくれる優しい彼と食事(つまり“生きる”ってコト)に行きたくなりました。まずは相手をみつけないとね。
(大阪府・24歳・女性)
あまり小説を読むことがなかったんですが、このように連載1回が短めだとサクッと読みきれるので、これからも愛読していこうと思います。本当に楽しいです。
(東京都・28歳・女性)
軽快なリズムで物語が展開する「ビターシュガー」は、なんだかハッピーになれるお話。楽しいばかりじゃない……どころか、トラブル続きで不安定な人生を、それなりに生きようとする登場人物達。ぶつくさ文句を言い合ってから、よし頑張るぞと気合いを入れ直す彼らが、カフェや満員電車のすぐ隣にいそうな気がします。元気になりたい人にオススメ!
(東京都・39歳・女性)
貴誌が届いたら真っ先に「ビターシュガー」を開きます。ゆるゆるした空気が最高です。わくわく気分を持続したまま読み終えます。しっかりしていてみんなに頼られるようでいて、実はいちばんぼんやりしている市子や、最も堅実路線を歩いていたのに今では火種を抱えている奈津などキャラクターが秀逸。これからの展開も楽しみです。
(宮城県・42歳・女性)
平山瑞穂さんの「理想の人」がクライマックスに近づいている感じがして、ドキドキしながら読みました。恋人の麻子を書き換えた雄輝の気持ちは他人事ではないような気がしました。恋人にはつねに「理想」を求めてしまうところがあるので……。いったいこのあと雄輝が何をしようとしているのか想像がつきません。次回を楽しみにしてます。
(山梨県・22歳 ・女性)
「WEBきらら12月」感想コーナーより
「from BOOK SHOPS」
……野中ともそさんのインタビューを興味深く読みました。野中さんの描いたイラストもたくさん入った『ぴしゃんちゃん』を書店で見つけたばかりだったので。この単行本のおかげで「きらら」のことも知りました。私の好きそうな作品が連載されているようなのでこんど定期購読を申し込もうと思います。読んでいて楽しくなるような作品を期待しています。
2009/12/03(広島県・34歳・女性・ペンネーム/しずく)
2009.11

「きらら11月号」愛読者はがきより
大島真寿美さんの「ビターシュガー」は毎回共感を覚えることばかりです。若い頃の考え方だけじゃ生きていけないことを知った年頃の市子たちが、これからどういう道を歩んでいくのか、それをずっと読んでいきたい作品です。
(福岡県・32歳・女性)
新連載、唯野未歩子さんの「誕生日」は、読んでいて主人公に語りかけられているような心地良い文章でした。郁くんとそのあとどうなったか気になるところですが、もっと根っこの部分でこの主人公のセックス観みたいなものが気になりました。「まあたらしい、わたしの幼なじみ」という言葉にもハッとしました。楽しみな連載が増えました。
(群馬県・41歳・女性)
良い小説は「読者の世界を変えてくれる」と勝手に思っているのですが、そういう意味で唯野未歩子さんの「誕生日」は良い小説です。名前の音について語るシーンで、アルファベットで書かれたそれを見た瞬間、「日本語でも英語でもない何か」を感じてドキドキしました。
(愛知県・22歳・男性)
私はホタルを見たことがありませんので、中村航さんの「星に願いを、月に祈りを」で、今月はホタルを見ることができてうれしくなりました。無事に帰れるようで、これもホタルのおかげでしょうか、ホッとしたと同時に、私までホタルを見られた気分になりました。手を繋いだ三人はこれからどうなるのか楽しみです。
(東京都・61歳・女性)
嶽本野ばらさんの「オルタナティヴ・パンセ」、今月号も面白かったです。野ばらさんが109に行ってるなんて、想像しただけで心臓ばくばくしてきちゃいます。LIZ LISA は私も大好きです。
(福島県・21歳 ・女性)
「WEBきらら11月」感想コーナーより
「from BOOK SHOPS」
……宮下奈都さんの『スコーレNo.4』を読んでみたいと思っていながら、まだ読んでいなかったので、今回のインタビューは大変嬉しかったです。「好きなものばかりを集めてしまうような子どもになりたい」とおっしゃっていましたが、その気持ちがすごくよく分かりました。私も夢中になれることをつきつめた人生をおくっていればと思うことがあるからです。今月、『スコーレNo.4』は文庫化されましたね。早速読んでみようと思います。
2009/11/12(兵庫県・32歳・女性・ペンネーム/あき)
2009.10

「きらら10月号」愛読者はがきより
平山瑞穂さんの「理想の人」を毎回楽しみにして読んでいますが、とりわけ今月号の展開は凄かったです。美花の悲惨な境遇、麻子の書き換え、外間からの意外すぎる打ち明け話……と次々に秘密が明かされて圧倒されました。今後の展開がますます気になります。
(東京都・29歳・女性)
中村佑介さんの表紙、「きらら」らしいキュートなおしゃれさで、とってもいいですね。「ビターシュガー」…美月ちゃんがかわいくて、『虹色天気雨』の時から読んでます。この歳になると生半可な「恋愛」って読めなくなっちゃってるのですが、今回の市子ちゃんの“キザシ”には「おっ?」ときましたかも。期待。「握られたくて」…人気女性ファッション誌に載せたい感じです。ジャストミートな女性たちにぜひ読んでほしい。「ロングインタビュー」…佐藤正午さんの新手の手法による小説(フィクション)かな?とふんでいたのですが、ひょっとしてホントにノンフィクションなんですか!?
(福島県・32歳・女性)
大島真寿美さんの「ビターシュガー」。恋に、人間関係に、仕事にと騒がしく忙しない周囲の人間とは裏腹に、人生を悟ったかのように淡々とした語り口の市子。一見、皆に頼られているようで、でもどこかふわふわと不安定な市子に引き込まれます。“なにもない”ことになんだか切なさを感じる秋……市子には笑っちゃうくらい幸せな結末を迎えて欲しいですね。
(東京都・39歳・女性)
有川浩さんのインタビューを興味深く読みました。『植物図鑑』を読んで有川さんを知ったのですが、こうして裏話みたいなことを聞くと、まだ読んでいない『阪急電車』や『図書館戦争』シリーズも余計に興味がわいてきます。「きらら」のこのコーナーは私にとって、次に読む本を選んでくれて助かります。ハズレがありません!
(広島県・36歳・女性)
唯野未歩子さんの「握られたくて」後編よかったです。既婚者でも未婚者でも、三十歳を目前にした女性のいいようのない不安みたいなものが伝わってきました。それがぜんぜん暗くなく、むしろ明るく描かれているところが好きです。こぶちゃんとやぎちゃんの友情もステキでした。
(青森県・32歳・女性)
「WEBきらら10月」感想コーナーより
「理想の人」
……前半に描かれた宮地美花の身の上で、これまでの彼女の独特の雰囲気に合点がいきました。この部分はいつも以上に読み応えがありました。彼女のような家庭事情で、「理想の人を作るソフト」がもしもあったら、そのソフトを使ってもいいのではないかと思いました。そんなソフトが存在する意義とか、自分にとって「理想の人」ってなんだろうとか、いろいろ考えさせられました。
2009/9/28(栃木県・26歳・女性・ペンネーム/風)
2009.9

「きらら9月号」愛読者はがきより
唯野未歩子さんの「握られたくて」前編を読みました。29歳(もうすぐ30歳)の女性の気持ちがうまく書かれていて楽しかったです。29歳と30歳というのは女性の場合、大きく違って、たった1歳の差という言葉では片づけられないほどの違いです。仕事もするけど婚活もしなくてはといういちばん忙しい、そして女性にとって大事な時期でもあるのです。前向きにとにかく行動する今どきの女性が主人公で読んでいる私も明日からがんばろうという気持ちになりました。後編も楽しみです。
(宮城県・37歳・女性)
吉田篤弘さんの小説が大好きなので、インタビューをとても興味深く読ませていただきました。『圏外へ』の単行本、すごく楽しみです。吉田篤弘さんの本は、少なくとも2回くり返して読んで、やっと自分の中に取り込まれてくる感じなので、ぜったい即買いなんです。
(兵庫県・39歳・女性)
佐藤正午さんの「ロングインタビュー」。ザクザク刺し合ってるような空気がたまりません。書簡形式、インタビュー形式のものは「なあなあ」になるものが多いと思うのですが、これは全くそんな感じがしません。ドキドキできる作品です。次が楽しみ。
(愛知県・22歳・男性)
嶽本野ばら先生の「オルタナティヴ・パンセ」が毎回楽しみです。上品な言葉と文章が、優しく美しい先生の一面が、見られて嬉しいです。先生の連載は本当に楽しみ。私もメッセージよりマッサージが良いと思います。
(北海道・34歳・女性)
表紙の華やかさが気に入り「きらら」を手に取りました。from BOOKSHOPS の当店の売れ行き30位前後にいる小説というテーマが面白いと思いました。ベストセラーについて書かれているものは多くても「5冊の神秘」というものについては、なかなか珍しく新鮮な印象を受けました。
(大阪府・27歳・女性)
「WEBきらら9月」感想コーナーより
「握られたくて」
……一行目から引き込まれました。夏にもてたい女の子、冬にもてたい女の子。「もてる」なんてことを意識しなくなって、二十年。そういえば、自分はどっちだったのだろうと、はるか彼方の記憶を辿りました。夏はひと月まるごと楽しむことができるし。冬はアニバーサリーを指折り数える楽しみがあるし。きっと冬に備えるタイプだった私は、夏向き派遣女子の恋模様を、次号まで楽しみに待ちたいと思います。
2009/8/20(宮城県・41歳・女性・ペンネーム/明日香)
2009.8

「きらら8月号」愛読者はがきより
〈PickUP〉三浦しをんさんのインタビュー、面白かったです。このコーナーは、旬の作家さんについて詳しく知ることができて良いと思います。次号の from BOOK SHOPS も楽しみにしています。生活環 境が変わると読みたい本も変わるので、「きらら」の本の紹介コーナー、いつも参考にしています。
(石川県・32歳・女性)
東川篤哉さんの「宝生麗子の謎解きはディナーのあとで」が今月号で連載終了とのこと。もっと読みたいのに残念ですが、単行本を楽しみに待っています。この小説は脇役を含めてみんな個性的なキャラぞろい。もしTVドラマだったら、麗子は誰だろう、影山(←個人的にイチ押し!)は誰だろうと激しく妄想しながら読んでいました。
(東京都・39歳・女性)
新連載の「ロングインタビュー」、面白かったです。いままで読んだこともない企画ですし、往復書簡とかともちょっと違う気がしますし、なによりお二人のやりとりがツボです。この先どうなってしまうのか、読んでいるほうもまったくわからず、ドキドキしてしまいます。できるだけ長く連載つづいてほしいです。
(神奈川県・28歳・女性)
平山瑞穂さんの「理想の人」を半年ほど前から毎月読んでいます。物語の前半のほうを読めなかったのが非常に残念ですが、途中からでも雄輝たちとともに「エディター」の謎を追っている気分になっています。本当にこんな魔術みたいなソフトがあったら、自分は使うだろうか、使うとしたらどう使うだろうかなどと考えてしまいます。登録番号“098”の謎がいよいよ明かされるのか、次号も楽しみです。
(広島県・25歳・男性)
嶽本野ばらさんファンの私にとって今月号の「オルタナティヴ・パンセ」は、ご自身のことについてたくさん書かれていて読みごたえがありました。たいせつなお洋服を売りにいくなんて、Macのノートパソコンをガムテープで補強するなんて、家計簿をつけてみようとするなんて…… そんな野ばらちゃんが私も好きです。
(青森県・23歳・女性)
「WEBきらら8月」感想コーナーより
「ビターシュガー 虹色天気雨2」
……ますます面白そうな展開になってきました。とりあえず、市子が友達に同居中であると打ち明けたことにはホッとしました。親しい友人であればあるほど、嘘をつくのは心苦しくなりますから。「ビターシュガー」を拝読していると、女って、40前後になると千差万別、色々、様々に分かれるんだな、と思いました。まだまだ恋愛中の人もいれば、仕事にも家庭にも疲れ気味だったり。かと思えば、20年くらい気持ちも考え方も変わらなかったり。きっと、それだけ女の生き方が多彩になり、過ごしてきた人生そのものが反映されるのでしょうね。
2009/7/24(宮城県・41歳・女性・ペンネーム/明日香)
2009.7

「きらら7月号」愛読者はがきより
辻仁成さんの「クロエとエンゾー」が今号で最終回でした。現実と想像の世界が入り混じった不思議な物語に毎回引き込まれました。完結したような、あるいはまだクロエとエンゾーの物語が続いていくようなミステリアスな会話に、いろいろと想像をめぐらせ、自分もこの物語の語り手として参加しているような不思議で楽しい気持ちになりました。単行本になったら、また初めから読み返して楽しみたい小説です。
(東京都・39歳・女性)
同世代のせいか、大島真寿美さんの「ビターシュガー」の文章にハッと驚かされたり、しみじみと考えさせられたりします。7月号でも、まりの「二十年経つとね〜」という台詞を何度もうなずきながら読み返しました。その時代の「二十年」は、女性にとって最も起伏の多い頃です。
(宮城県・41歳・女性)
連載最終回だった「クロエとエンゾー」のエピローグ。冒頭から一瞬、タイムスリップさせられたような気分でした。そしてすぐにバックナンバーを読み返したい衝動に駆られました。まさしく「醒めながら見る夢」みたいな物語のように思えてきて、でもふたりの物語はしっかりわたしの中には残っていて、なにが現実だったのか、そもそも小説の中の現実って……、と不思議な気持ちでした。
(山口県・36歳・女性)
湊かなえさんのインタビューを興味深く読みました。『告白』を読んでいたので、「作品では自分が体験できないことを」ということばに、なるほど、と思いました。新刊の『贖罪』を読むのも楽しみです。これからの活躍も期待しています。
(京都府・31歳・女性)
携帯メール小説大賞グランプリの「旅立の日」を読んで、40年以上前の自分の旅立と重ね合わせ、感じ入りました。家族や友人との出会い、別れ……、高校卒業の頃から自分は何をしてきたのか、そして何処へ向かうのか、といったことを考えさせられました。
(奈良県・65歳・男性)
「WEBきらら7月」感想コーナーより
「ビターシュガー 虹色天気雨2」
……久々にゆっくりできる時間ができたので、WEBきららを見てみると、虹色天気雨の2が!!以前「虹色天気雨」を見ていたので、さっそく読みました。連載されていたのが3年ぐらい前なので、読みながらちょっとずつ登場人物も思い出しました。美月ちゃんも中学生になっていて、大人と大人が会話しているように思えて、ますますしっかり者だなぁと思いました。市子になりきって3話まで読んで、旭のことがいつばれるのかドキドキしました。「美月家族の事」と「まりと内藤さんの今後の展開」が楽しみです。あと三宅ちゃんのことがかなり気になるので、もっと登場して欲しいです。
2009/6/26(鳥取県・26歳・女性・ペンネーム/chiroru)
2009.6

「きらら6月号」愛読者はがきより
毎月、表紙の美しさに見とれてしまいます。連載小説をどれから読むか迷ってしまい、少し考えて結局ページのはじめから読み進めます。でも今月は、蓮見圭一さんの新連載「薔薇は薔薇であり、薔薇である。」が早く読みたくて、イッキ読みをしてしまいました。複雑な人間関係から感じとれる、少しのさわやかさや友情が、これからどのように進むのか楽しみです。
(東京都・61歳・女性)
江國香織さんの「金平糖の降るところ」、だんだんと登場人物それぞれの物語が結びついていく感じがします。「メンソールシャンプー」とか「材木屋」とか「ハンバーガーのチェーン店」とか、細かい描写にすごくリアリティーを感じて、物語の中に入りこんでしまいます。
(群馬県・32歳・女性)
嶽本野ばらさんのエッセイ、初めて読みました。同世代としての浜崎あゆみさんに対する関心と同時に、野ばらさんのファンとしてのちりちりとした感情の起伏が伝わってきて、2倍楽しむことができました。
(兵庫県・30歳・女性)
中村佑介氏のイラストは本当、なんでこんなに心にひびくの? かわいくてロマンティック。フシギワールドど真ん中なのに全くグロくない! 今月号で連載が終わってしまって残念です。
(北海道・34歳・女性)
平山瑞穂さんの「理想の人」。いよいよ「ソフト」の謎が解き明かされていくような雰囲気でドキドキしてます。もう連載開始からすごく焦らされっぱなしですよー。でも「098」の法則では当てはまらないようなので、また新たな謎まで増えて、どうしようもありません。雄輝のところに届いた警告のメールも気になりますね。早くつづきが読みたい!
(福岡県・29歳・女性)
「WEBきらら6月」感想コーナーより
「携帯メール小説受賞作」
……月間賞・佳作共に皆さん素晴らしいです。特に私が気に入ったのは『うそ』です。偶然その場を目撃した老人の淡々と話す中に現代の若者の現実と虚構の世界の区別がつかなくなっている、そのことに対するやるせなさ、あっ失敗しちゃった、リセットボタンを押すか、1つ前へ戻すを押せば何事もなかったように元に戻る、そうはいかない現実があるのに…このように人は自分がわからない内に死んでいくのでしょう。次にいいと思ったのは『ラスイチ』です。姉の死をどうして受け入れたらいいのかわからずに悲しむことも泣く事もできない。自分に痛みを与えることで、姉を忘れようとしたのではなく忘れまいとした。そして食べるなと姉が遺したプリンを見つけ、やっと姉がいた少し前の時と、そこにいなくなった今をようやく理解できて悲しみがこらえ切れずに襲ってきた。読んでいてもその感覚がゾクッとくるほどわかる気がした。私も応募したいと思っていたのですが、終了だという事でとても残念です。
2009/5/30(宮城県・49歳・女性・ペンネーム/ムーミンママ)
2009.5

「きらら5月号」愛読者はがきより
ちょうど橋本紡さんの『ひかりをすくう』を読んだところだったので、インタビューはとても嬉しかったです。タイトルをつけられたあとに、タイトルに絡めたシーンを加えられたと知って驚きましたが、そのシーンは、頭にその様子が浮かんでくるような素敵なシーンでした。
(兵庫県・32歳・女性)
橋本紡さんのインタビュー面白かったです。ちょうど『もうすぐ』を読んだところだったので興味深く読みました。紹介されていた本もぜひ読んでみたいと思います。大島真寿美さんの『虹色天気雨』の続編「ビターシュガー」がはじまってすごいうれしいです。次号も楽しみです。
(石川県・32歳・女性)
江國香織さんの描く女性って、いつも精神が自由なように感じます。もしかしたらそれが女性本来の性質でしょうか。恥ずかしながら、中村航さんの作品を初めて読みました。好みの文章です。関心を持ちました。これから『絶対、最強の恋のうた』を読みます。
(宮城県・41歳・女性)
中村航さんの新連載がスタートしました。大介と麻里の2人の小学生の物語は微笑ましいばかりでなく、ちょっと大人の考えもあわせもっていて、きちんと小学生としての役割をはたしている雰囲気でした。ホタルを探すところは充分小学生らしいけれど、小学生が付き合う、別れるということに置き換えて考えた大介の気持ちに読んでいるこちらがドキドキしました。次号も楽しみです。
(宮城県・36歳・女性)
毎号楽しみにしていた「転生回遊女」が今月号で最終回でした。嵐に倒れてもしなやかに立ち上がる植物のような印象の桂子が、亡くなった母の足跡に翻弄されながらも自分を見つけていく姿に勇気づけられました。「転生回遊女」は、行間にたくさんのストーリーが詰まった物語。単行本を楽しみにしています。
(東京都・39歳・女性)
「WEBきらら5月」感想コーナーより
「ビターシュガー 虹色天気雨2」
……先日、大島真寿美さんの『虹色天気雨』を文庫で読んだばかりです。その続編がはじまるなんて、すごい驚きと喜びです。美月が中学生になってる〜!なんていちいち感動したり、相変わらずの三宅ちゃんが出てきて、なんだか旧友と再会しているような気分になったり・・・。とにかく嬉しいです。どんなストーリーになるのか楽しみにしています!
2009/4/29(岐阜県・28歳・女性・ペンネーム/ねえ市子ちゃん)
2009.4

「きらら4月号」愛読者はがきより
あまり恋愛小説は読まないけれど、江國香織さんだけは別格。天性の文章センスが心地よい時間を約束してくれるから。「金平糖の降るところ」震えだしそうなほどタイトルからして素敵です。
(宮城県・41歳・女性)
江國香織さんの新連載小説「金平糖の降るところ」がスタートして大変楽しく読みました。佐和子の物語と2部構成(同時進行)のような不思議な雰囲気を持った小説だなあと思いました。佐和子が、木切れや割り箸で作った十字架が三つつきさしてある場所に達哉を案内する場面が印象に残りました。この小説のキーポイントになるのでは……と思いました。次回以降の展開でこの謎が解けるのではと期待しています。
(宮城県・36歳・女性)
クリニックでの暇に読んでいます。辻仁成さんの文章はどこか女性的ですね。異国でのさまざまな人間模様、はじめから終わりまでどうなっちゃうのという「?」で、次回が楽しみです。江國香織さんの新連載も異国が出てくるのが好きなところです。私の友人のご主人がスペイン人のせいか、ラテン特有の明るさの中に潜む暗さみたいなものを書こうとしているのではないかと思いました。また男女間の微妙な気持ちのすれ違いが絶妙ですね。
(静岡県・36歳・女性)
今号の「クロエとエンゾー」では、穏やかなエーゲ海の島でクロエを襲う、白昼夢のように美しく残酷な夢が強烈に印象に残りました。母と娘である前に、女と女として向き合う春雨とクロエが、どんな結末を迎えるのか期待が膨らみます。
(東京都・38歳・女性)
from BOOK SHOPS で紹介された「榊邦彦さん」という作家さんのことは知りませんでした。とてもあたたかい愛をテーマにされている作品のようで、ぜひ読みたいと思います。今後もたくさんの作家さんを紹介してもらいたいです。
(兵庫県・32歳・女性)
「WEBきらら4月」感想コーナーより
「理想の人」
……今回、人妻のほのかが出てきたからなのか「理想の人製造ソフト」の存在が急に現実味を帯びてきたように思います。この先、本当にこんな「ソフト」が実在していることになるのでしょうか、興味津々です。実在するとしたらいったい誰が何のために?“犯人(?)”もまったく想像できません。とにかくつづきを読まないとスッキリしません、早く真相を知りたいです。
2009/4/2(北海道・26歳・女性・ペンネーム/みきちゃん)
2009.3

「きらら3月号」愛読者はがきより
私は辻仁成先生の作品をいつも拝読しています。外国人の私にとっても理解しやすい文章を作り、読めば読むほどおもしろくなってずっと読みたい感じになってしまうんです。「クロエとエンゾー」はまたやさしい雰囲気が漂っています。私の大好きな感覚なので、また読み続けたいと思います。次回も楽しみにしております。
(東京都・22歳・女性)
吉田篤弘さんの「圏外へ」、単行本とても楽しみです。装丁もまたすてきなんでしょうね大好きな世界なので、挿絵なども入っているとうれしいです。
(兵庫県・39歳・女性)
最終回の「左京区七夕通東入ル」(瀧羽麻子さん)は、「ビーハッピー」というタイトル通り、すがすがしい終わり方をむかえたというふうに感じました。私も卒業式、学生生活の最後の日はこんな気持ちだったかなとなつかしく思いました。卒業式が終わってゆっくりする間もなく、すぐ次の新しい生活に入る準備、さびしさもまだ抜けないけれど、新しい事が始まる不安と期待の気持ちが入り混じって落ち着かない感覚などが思い出されました。今回で連載は終了ですが、単行本でもう一度読んでみようと考えています。
(宮城県・36歳・女性)
今号で連載が終わった瀧羽麻子さんの「左京区七夕通東入ル」、いつも楽しみにしていました。そうそう、学生の頃ってこんな風だったなあ〜、と毎回ほのぼの懐かしくなったり、身もだえるくらい恥ずかしくなったり……。時代が変わっても、恋する青少年の悩みは同じなんだろうなあと、気持ちがほっこりする素敵な物語でした。単行本、楽しみにしています!
(東京都・38歳・女性)
「左京区七夕通東入ル」が終わってしまいました。私も学生時代の友達は特別で、40年以上たった今も、時々会って楽しく過ごしてます。小説と現実の差があまりないのは、その中に自分を見つけることができるからで楽しいです。平山瑞穂さんの「理想の人」は都市伝説という不思議な世界が、本当にあるのかしらと思ってしまい引き込まれます。また夏実にミュージシャンとして頑張って、と応援してしまいます。
(東京都・61歳・女性)
「WEBきらら3月」感想コーナーより
「オルタナティヴ・パンセ」
……野ばら先生のエッセイを連載開始から楽しみに拝読しておりますが、そんな中で今月号の「ヘンリー・ダーガーは有罪か」はこれまででいちばん面白く読ませていただきましたので、思わず書き込んでしまいます(愛読者はがきを切り取るのももったいないので)。冒頭の『タイマ』執筆時の「重要なテーマ」から私は引き込まれてしまいましたが、その話題からヘンリー・ダーガーという思いもよらない命題にうつり、そのアーティストをいままで知らなかったこと恥じると同時に非常に興味がわいてきました、野ばら先生の筆のおかげで。いつもありがとうございます。
2009/2/25(青森県・21歳・女性・ペンネーム/ニラタマ)
2009.2

「きらら2月号」愛読者はがきより
東川篤哉さんて、今まで知りませんでした。今月号スタートの新連載「宝生麗子の謎解きはディナーのあとで」が面白くて…。こういう新しい出会いが楽しみで、「きらら」を愛読しています。駒沢敏器さんの小説もこうして出会って、今では大ファンです。
(兵庫県・39歳・女性)
平山瑞穂さんの「理想の人」は、2つの話が重なってきて、このあとどうなるのかとても気になります。また新連載の東川篤哉さん「宝生麗子の謎解きはディナーのあとで」も主人公やそのまわりのキャラクターが個性的で面白く、早く続きが読みたくなりました。これからの物語も楽しみです。いしいしんじさんの小説も、インタビューの話からどんな小説家想像できないような不思議にみちた作品のようで、ぜひ読んでみたいです。
(大阪府・24歳・女性)
最近思うのですが、魅力的な作品とそうでもない作品との差は、ずばり客観性と主観性のバランスが良い作品、あるいはそのふたつの交差したところにピカリと光るものがあるか否かです。その点、平山瑞穂さんの「理想の人」はスーパークリアしてて面白いです。
(福井県・48歳・女性)
平山瑞穂さんの「理想の人」を読んで、「都市伝説大好きオヤジ」を名乗る人物によるネット掲示板への書き込みにハッとなった。自分が文章を書くときと少し似ているような気がして、私もここに説明されているような性格の50代くらいの男性としてプロファイルされてしまうだろうか、等と気にしながらこの感想を書いています。
(東京都・29歳・女性)
「きらら」の表紙が今、大好きです。今月号のバナナもオトメ心をくすぐり、気に入ってます。嶽本野ばら先生のエッセイ、とてもおもしろかったです。BABYといえば、先生。それも私に、こんなに素敵だよ、と教えてくださった方なので、やっと語って下さった!! と嬉しかったです。
(北海道・33歳・女性)
「WEBきらら2月」感想コーナーより
「さんぽ文庫」
……私はどちらかというと、新刊のベストセラー本より版を重ねたロングセラー本が好きです。「名作」が、こんな風におしゃれなイメージで描かれているのが新鮮です。私には「名作」にまつわる自分なりのエピソードがあまりありません。第1回の「檸檬」のようなこと、ちょっとやってみたな、と思っているのですが。今月は、どの「名作」が描かれているのだろう、と楽しみにしています。
2009/2/12(秋田県・30歳・女性・ペンネーム/アーガイル)
2009.1

「きらら1月号」愛読者はがきより
野中ともそさんの「ジョーハツ野郎とぴしゃんちゃん」は今回で終了してしまいましたね。不思議な世界の話の中に共感できるものがあった作品でした。今回も、“いてもいなくても変わっていくものもあればそのままのものもある”“気持ちは消せない”という言葉があり、心に残りました。こういうことに対してどう向き合っていくか、自分で道を進んでいくしかない。自分自身や周りと向き合っていく希望が少し見えたような気がしました。こんなふうに小説は、自分にとって栄養となり、光となって私を支えてくれるのでしょう。
(大阪府・23歳・女性)
辻仁成さんの「クロエとエンゾー」はもう18回も連載が続いているが、全然飽きない。構成が巧みで何層にもわたって物語が織り合わさっていて、その織り合わせ方が絶妙というか、大好きです。最近「きらら」の連載小説が、ひとことでいうとポップな感じというか軽い感じの作品が多くちょっと残念です。もっと筆致・構成・ストーリーに重厚感がある作品が読みたいです。
(東京都・25歳・女性)
沖縄に住む友人が「遊びに来たら?」と誘ってくれているからでしょうか。「転生回遊女」の桂子は、私と同じくらいの年齢だと思い込んで読んでいたのですが、違うんですよね。あ、結構年下じゃないと今月号を読んで思いました。桂子が東京に戻り、私も旅から帰った気分。少しさみしく、名残惜しいんですよね。
(兵庫県・29歳・女性)
「左京区七夕通東入ル」が心に残りました。卒業旅行に行く計画を立てている前半部分と旅行が中止になるかもしれないという後半部分で、登場人物それぞれの気持ちの変化がうまく表現されていて、何とか最もいい案はないものかと考え、日程を動かすのではなく、1人も欠けることなく旅行に行くためには……と悩む様子が伝わってきました。最終的には予定と違う場所になりそうだけど、卒業旅行が中止にならずに済みそうで、ほっとしました。
(宮城県・36歳・女性)
携帯メール小説グランプリに選ばれた「眠らない夜の月」がとても面白かった。リアルだけど幻想的で。もっともっとトカゲヘッドさんの小説が読みたい。
(兵庫県・31歳・女性)
「WEBきらら1月」感想コーナーより
「三十光年の彼方」
……盛田隆二さんの携帯小説は、少ない文字数の中にひろがるワールドの素晴らしさと面白さに感動です。とくに、三十光年の彼方は、最初の設定でありがちな内容かと思ったら、気持ちよく裏切ってくれた作品で、面白かったです。
2008/12/21(愛知県・41歳・女性・ペンネーム/のりたま)
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