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2016.12

「きらら12月号」愛読者はがきより
「ぽんこつたち」、毎号楽しみにしています。「きらら」を後ろから開かせる男、と密かに思ってます。12月号で最終回かと心配していましたがまだまだ続いてほしいです。なんなんだ〜、由良の態度と新宮くんの秘密。とっておきのをお願いします。
(東京都・49歳・女性)
新連載の「Long Long Love Story」が気になりました。なつかしいような雰囲気の話だと思って読みはじめましたが、1970年代の高校生のお話で、その当時の恋愛や学校生活などタイムスリップしたように楽しんで読みました。長く続く連載だといいと思います。次号が楽しみです。
(宮城県・44歳・女性)
今月から始まった「Long Long Love Story」は青春ものかしら、と思っていたら、最後に「あれから四十もの時が流れたのだ」とあり、これから何が起こるのだろうか?と楽しみです。「ゆうずうききますんで」は、最終回となりガッカリしてます。窪美澄さん、朝井リョウさんとの食事会は楽しそうで、また話を聞きたいです。
(東京都・68歳・女性)
ついにハッチとマーロウが、パパを捜す冒険の第一歩を踏み出した。ママ「梺々下えみ」の青春もこれから解き明かされてくるのでしょうか。「梺々下えみ」は、たくさん本を出しているけど、どんな作風なのか想像するのも楽しいです。
(長野県・50歳・女性)
今号で連載終了となった「祝言島」。物語の核心が、ジグソーパズルのピースの様に点在したままの連載終了は残念ですが、その分、本になった時にどんな謎解きができるのか楽しみです。
(東京都・46歳・女性)
「WEBきらら12月」感想コーナーより
「Long Long Love Story」
……これを読んで、私も吹奏楽をやりたくなりました。中学、高校とスポーツをしていたので、吹奏楽にはあこがれがあります。学生時代、放課後にどこからか聞こえてくる音楽ってすごく綺麗に感じました。
2016/12/01(茨城県・37歳・男性・ペンネーム/ジョン)
2016.11

「きらら11月号」愛読者はがきより
川上弘美さん大好きです。今回載っていてとてもうれしく読みました。読み切り短篇ということは、今号だけなのでしょうか。ぜひ連載していただきたいです!
(兵庫県・47歳・女性)
川上弘美さんの「無人島から」。家族なのに、家族でも、家族だから。『家族』って何だろうな、と思う。この日本では、夫婦別姓が議論された頃からいまだに“家族という神話”が多くの人に信じられているような気がして。『自分の子じゃなくても、きっと好き』恒子さんのこの言葉は何てあたり前で強くて優しいんだろう。私も母に(もう亡くなっていますが)こう言ってもらいたい。そうしたらすごい幸せになれる気がしますよ。
(大阪府・31歳・女性)
いつも西加奈子さんの表紙を楽しみにしています。今号の馬の瞳に、目を離せなくなるくらい惹かれました。つぶやきシローさんの本にも、あの西さんのパンダが!! インパクト大です。
(宮城県・43歳・女性)
「海辺の産院」を毎号心待ちにしています。激動の時代に母親が経営する遊郭で遊女達の悲哀を肌で感じながら育った昇。やがて産婦人科医となった若者が、理想に燃え、挫折を経験し…彼が紡ぐ糸が、どう現在に繋がっていくのか。若い現代のふたりに続く物語を楽しみにしています。
(東京都・46歳・女性)
「海辺の産院」。結婚式で神父の「永遠の愛を誓いますか」に対し、主人公が「人生何が起こるかわかんねえから、誓うことは難しいです」と恐らく真顔で答えた様子が頭に浮かび、笑えました。地主に嫁いだ女性が30歳目前に、跡取りが産めてないことに自殺を考えるほどの価値観だった昭和20年代に息苦しくなりました。
(広島県・51歳・女性)
「WEBきらら11月」感想コーナーより
「キャットニップ」
……きららを持って入院したことがある。去年のことだ。何度も読んでは、時間を過ごした。今年も検査入院した。きららは、いつも一緒だ。キャットニップのふんわりとした優しい感じが大好きだ。これからも読みたい。
2016/10/23(北海道・49歳・女性・ペンネーム/マック)
2016.10

「きらら10月号」愛読者はがきより
「ハッチとマーロウ」を楽しみにしています。田村セツコさんのイラストも懐かしく思っており、私の子供の頃(1970年代後半)に流行したイラストレーターさんで、いろいろグッズを持っていました。昔と変わらぬかわいらしいイラストに癒される感じです。いつも青山七恵さんの作品も読んでいますが、自分の年代にもあう題材だったりして楽しく読んでいます。
(宮城県・44歳・女性)
今号で最終回の「シャドウ」良い意味で期待を裏切られました。女優として輝く陽菜のそばにいた時は、かげろうのようにゆらゆらと薄い灰色の影でしかなかった元菜。闇のように濃い真夏の影を思わせる、強い輪郭を持った妖艶な女性になっていったのではと感じます。触れ合える距離で見つめ合いながら携帯を通して交わされる、生駒との会話が、どこか背徳的でどきどきしました。
(東京都・46歳・女性)
「キャットニップ」はまんがではあるけど、本当に猫好きにはたまらない作品である。世の中に「猫まんが」は大量にあります。でも、大島弓子先生のセリフ・文章は他の猫まんがとはちがう気がします。1つ1つのセリフ・文章が本当に心にひびくのです。今号は悲しい内容だけど、「あたたかさ」があふれていて、やさしい気持になれました!
(福岡県・60歳・男性)
毎号楽しく読んでいます。今回の「キャットニップ」、とても悲しかったです。私はおじいちゃんの猫(人間でいうと76才)を触った事があり、背骨のゴツゴツとした感触を覚えています。その様子が今回のヒマラヤと似ていて、「老いるという事はこんなにも悲しい事なんだ」と改めて感じました。ご冥福を心よりお祈り致します。
(鳥取県・21歳・女性)
私は最近、書体や装丁に興味があるので、気になってよく見るのですが、「きらら」は他の冊子より読みやすくて好きです。「きらら通信」も毎回楽しみにしてます!!
(宮城県・43歳・女性)
「WEBきらら10月」感想コーナーより
「ゆうずうききますんで」
……柚木麻子さんのこの日記連載にハマっています。理由はいろいろとありますが、食いしん坊の私には、食べ物に関する記述が多いのも理由のひとつかもしれません。今月号では、手巻き寿司、フルーツポンチ、うな重、バタークリームケーキ、カレー、ハヤシライス……などなど。読んでいるうちにお腹が減ってきてしまい、「あしたカレー作ろう」なんて思っています。あと、よく登場する柚木さんの「夫」さんが、なんだか優しいイメージの方でひそかなファンです。次号も楽しみにしています。
2016/10/01(大分県・37歳・女性・ペンネーム/食いしん坊)
2016.09

「きらら9月号」愛読者はがきより
「さよなら、ムッシュ」、おどけたムッシュのイラストに、早くも引き込まれました。ぬいぐるみがしゃべるという不思議な設定で、どんな話に展開していくのか楽しみです。星太朗の校正の仕事や、「ろば書林」の独特のふん囲気も興味深いです。
(長野県・49歳・女性)
草食男子な星太朗と、死んだふりまで出来る、喋って動くコアラのぬいぐるみムッシュ。新連載「さよなら、ムッシュ」は、ファンタジーかと思いきや……連載1回目にして、突然の余命宣言!? なんだかタイトルが哲学的にすら思えてきました。雨降りの休日のような雰囲気のこの物語。次号が楽しみです。
(東京都・46歳・女性)
いつも楽しみにしています。松久淳さんの「ラブソングには百万年早い」が始まりました。どんな話なのか、タイトルから音楽に関連したものではないかと想像していましたが、まだ何とも言えない感じでした。もう少し回を重ねていけば分かってくるのではないかと楽しみにしています。
(宮城県・44歳・女性)
「ゆうずうききますんで」毎号楽しみにしています。いつも一番に読みます。ずっと読んでいたいくらい大好きです。かっこつけているようなところが全くなくて、最近SNSの文章を疲れてきた心をすごく癒してくれます!
(兵庫県・47歳・女性)
PickUPインタビュー 竹宮ゆゆこさん『砕け散るところを見せてあげる』が面白かったです。竹宮ゆゆこさんの存在は、このPickUP で初めて知りました。今度、竹宮ゆゆこさんの本を読んでみようと思います。
(埼玉県・46歳・男性)
「WEBきらら9月」感想コーナーより
「from BOOK SHOPS」
……書店のことがよくわかるので、とても興味深い。本好きの私としては、毎回、楽しみにしている。全く知らなかった作品に出会えることにワクワクする。読むことが好きで良かったと思える瞬間である。
2016/08/22(北海道・49歳・女性・ペンネーム/マック)
2016.08

「きらら8月号」愛読者はがきより
「ハッチとマーロウ」キュンとくる。絵本や少女小説のさし絵で何度か見かけた田村セツコ先生のイラスト、日本人なのに外国人のようなあだ名で呼び合う少女、母親と対等のような、親友のような感じの双子姉妹の家族。実際にこんな子達がいたら「変わった子(家族)」と片づけられてしまうであろう。しかし不思議と読んでいて心地好い。
(大阪府・30歳・女性)
「ハッチとマーロウ」を読んでいると爽快で、この暑さを忘れてしまいます。すっかり遠くなってしまった子ども時代に戻ったような気分になりました。田村セツコさんのイラストも素敵ですね!
(兵庫県・?歳・女性)
「左京区桃栗坂上ル」が最終回でした。東京にはない京都ならではの雰囲気ある物語でした。出会いから何十年も過ぎて、大人になってそれぞれの立場が描かれていましたが、連載第1回目から読み続けていましたので、大変なつかしいと感じました。最終回ではありましたが、また何年か後の物語を読みたいなと思いました。
(宮城県・43歳・女性)
いつもきららさんのファンで、楽しく読んでいます!! 8月号の表紙、ハスの花はとても素敵でした!!
(埼玉県・65歳・女性)
今月号も西加奈子さんの表紙、すてきでした。本の中身もひとつひとつ読みごたえがあり、楽しみにしているのですが、やはり、西さんの絵には毎回心をわしづかみされます。段ボール紙のようなものに描かれているのも味があって、個性的で魅力が深まっているように思います。
(宮城県・43歳・女性)
「WEBきらら8月」感想コーナーより
仁木英之「ちょうかい 未犯調査室2」
……仁木英之さんの「ちょうかい 未犯調査室2」が始まって、ハカセとジョシュの今後が気になりました。なかでもグレネードランチャーを取ったところは迫力があってゾクゾクしました。
2016/08/01(茨城県・37歳・男性・ペンネーム/ゆうしゃ)
2016.07

「きらら7月号」愛読者はがきより
きらら対談の松久淳さんの『もういっかい彼女』をぜひ読んでみようと思いました。タイムスリップする時は幸せを感じるのだろうか。またそこでタイムスリップしたくならないのか? なんて考えてしまいました。最後にきっときゅんきゅんするはず、とありますので、読むのが楽しみです。
(東京都・68歳・女性)
「シャドウ」。ふたりで一人だった陽菜と元菜。姉の影ではなく、ひとりの大人の女として、土地も仕事も生活も、そのすべてを新しく変えて生きる努力をする元菜。哀しいような、満たされているような、生駒との危険で微妙で繊細な関係が、元菜という人間に深みをもたらしたように思います。一方で、同じく半身を失った陽菜の喪失感……自分の半分を失っても、生き方を変える事ができない陽菜の痛みは、ある意味元菜以上ではないのかと、少し切なくなります。
(東京都・46歳・女性)
「左京区桃栗坂上ル」は、毎回ほっこりする新鮮なエピソードで綴られているので、あきさせません。徐々にハッピーエンドもにおわせているので、安心してラストまで見届けたいです。
(長野県・49歳・女性)
佐藤正午さんの長編、いつ読めるのでしょうか。すごく楽しみです。「ロングインタビュー」のノリも変わってきましたね! 「きらら通信」の、昔の小説を読んでいるときのこと、すごく共感しました。
(兵庫県・47歳・女性)
毎号楽しく読んでいます。今回の「本の妖精 夫久山徳三郎」では、熊本を特集していましたね。被災地の事や被災者のつらく悲しい状況を知ってもらうためにも、本屋さんに震災関連の本を置くのはとてもすばらしい事だと思います。
(鳥取県・20歳・女性)
「WEBきらら7月」感想コーナーより
石井光太「海辺の産院」
……子どもを産むことの大変さを感じました。育てることは、喜びもあり苦しみもあります。改めて、両親に感謝したいと思います。私は、どんな母親として娘は思っているのだろうか。初心にかえって考えてみたいと思いました。
2016/06/26(北海道・48歳・女性・ペンネーム/マック)
2016.06

「きらら6月号」愛読者はがきより
今号は気になる作品ばかり。中でも一番萌えたのは「ヘビメタ中年!」です。ヤブなのか名医なのか、クレイジーなのかクレイバーなのか、いまいち掴みどころのない江並医師ですが、(元?)患者の為に奔走して、打撲と擦過傷と云うたいした事ないケガで病院にかつぎこまれる中年ヒーローの姿は……なんだか妙にダサくてカッコイイのです!
(東京都・46歳・女性)
今月の「キャットニップ」は泣いてしまった。人も猫も「死」は必ずやってくる。この私にも。こうやって描きとめてくれる人がいたボタンがうらやましくなった。静かに見守ってくれる誰かが、私にもいてほしいと思う。
(北海道・48歳・女性)
今号も西加奈子さんの表紙、そして表紙のことばに脱帽です。このインパクトには圧倒されます。かわいいけれど、動物としての野性味がビシビシ伝わってきました。
(宮城県・43歳・女性)
図書に関わる仕事をしているので文芸誌なども参考にし、日々の業務に活用しています。6月号に保坂和志さんの小説の紹介がありましたが、保坂さんの作品を読んだことがなかったので、書評に魅かれて『残響』という作品を読んでみました。難しかったのですが、なんだか世界観に魅かれました。これからもいろいろな作家さんの紹介をしていただけたらうれしいです。
(神奈川県・32歳・女性)
「キャットニップ」。単行本1巻買ってます。2巻も早く出てほしいので、ぜひ大島先生の描ける範囲でよいですので増ページを(強く)希望します! 内田洋子先生の連載(「イタリア 美しさの芯」)おわってしまってさみしい…また続編を読みたいです。新しい作品との出会いは「ヘビメタ中年!」。ヘビメタと医者の組み合わせと、ドキドキする展開とエピソード、映像が浮かんでおもしろかったです。「ロングインタビュー」。このごろ毎回サスペンスなやりとりだったのでハラハラでしたが、今回は“無名の人”共感しました!
(千葉県・?歳・女性)
「WEBきらら6月」感想コーナーより
石井光太「海辺の産院」
……冒頭の、1960年のプロローグから一気に引き込まれました。看護師をしている私も、話には聞いたことがありましたが、ショッキングな内容でした。「スマートフォン」の時代の若者たちと、石巻にいた「偉い先生」の話が、この先どんなふうに交わっていくのか楽しみにしています。
2016/05/28(京都府・37歳・女性・ペンネーム/Rin)
2016.05

「きらら5月号」愛読者はがきより
新連載「ハッチとマーロウ」。初めはそのタイトルから、外国が舞台の童話か、ファンタジーかなと思いましたが…読み進めていく内に、どうやら微妙に生々しい生活感のある雰囲気になってきました。この感じ嫌いじゃないです(笑)。11歳になった朝、突然子供卒業を宣告されたハッチとマーロウ。大人(?)になったふたりが、これからどんな風に世界と関わっていくのか。今後の展開が楽しみです。
(東京都・46歳・女性)
「ハッチとマーロウ」は、なつかしい外国の児童文学を思い起こす。これから毎回、田村セツコさんのかわいい装画を見れるのもとてもうれしい。どんな類のストーリーになるのか、楽しみです。
(長野県・49歳・女性)
つぶやきシローさん。お笑いも好きですが、小説もハマってしまいました。もっともっと多くの方に知っていただきたい!! 人の持っているささいな感情を表現する上手さ、その文章力ほしいです。
(埼玉県・21歳・女性)
「祝言島」を、毎月、楽しく読んでいます。わかりやすい内容と読みやすい文章が好きです。「ハッチとマーロウ」は、次回以降が楽しみです。
(埼玉県・46歳・男性)
「本の妖精 夫久山徳三郎」をいつも楽しみに読んでいます。ぶくちゃんがかわいくて、マンガを読むのが苦手な私でも読みたくなりました。
(大分県・24歳・女性)
「WEBきらら5月」感想コーナーより
つぶやきシロー「私はいったい、何と闘っているのか」
……毎回楽しみにしています。最近メディアに出ることが少なくなったシローさんがどう考えているのかすごく興味がありました。これからももっともっと活躍してほしいです。
2016/05/02(茨城県・37歳・男性・ペンネーム/ケビン)
2016.04

「きらら4月号」愛読者はがきより
つぶやきシローさんの「私はいったい、何と闘っているのか」に大変興味をもって読んでいます。いつも笑ってしまうような出来事ばかりが続いて、なぜこんなにいろいろと考えられるのだろうと思います。どうしたらこんな考えになるのか、少し大げさなのではと思うところもありますが、もうずいぶん慣れたところもあります。次号もさらに楽しみです。
(宮城県・43歳・女性)
毎号楽しみにしていた「福女」が今号で連載終了に。持って生まれた不本意な特技(?)に悩んでばかりの菊子の周囲を固める、とにかく濃〜い脇キャラ達に毎回笑わされました。単行本の刊行を楽しみにしています!!
(東京都・45歳・女性)
「左京区桃栗坂上ル」を読むたびに、もう一度大学生に戻りたくなります。安藤くんや璃子ちゃんと同じ京都の大学に通っていたのに、もっと楽しめばよかった(苦笑)!
(大阪府・38歳・女性)
西加奈子さん描く表紙には、そのダイナミックさ、色づかいに一瞬息をのんでしまう程で、いつも楽しみにしているのですが、今回の「パンジー」、表紙のことばを読んでから、道端でパンジーを見かけると、目合うかなぁー? あわないなぁー? と凝視してしまいます(笑)。まだ合った経験はないのですが、ぜひとも体感したいものです。
(宮城県・43歳・女性)
私は、お花でパンジーが大好きなので、「きらら」の表紙にひかれて手にとりました(本屋さんで)。内容も楽しくよませていただきました!! おもしろかったです。
(埼玉県・64歳・女性)
「WEBきらら4月」感想コーナーより
鈴木マキコ「おめでたい女」
……読み切り小説の「おめでたい女」を読んだ。読んだ感想としては、ずいぶん地味な小説だな、と思った。しかし離婚した主人公の独白は、独特のリズムがあって、癖になりそう。『きらら』には珍しく、純文学っぽい作品だった。文章も読みやすかった。淡々とした一人称のモノローグが、独特の雰囲気を醸し出していた。物語は日常を描いており、ストーリーに特段面白味があるわけでもない。しかし個人的には、こういう作品は好きだ。ドメスティック・バイオレンスを受けていた母を見て、育った主人公は切ない。しかし子供を生み、育てる女性は強い、と改めて思った。主人公はしっかりしているのに、どうしてだめな男にひっかかってしまうのだろう。不思議だった。主人公の諦観にも似た思いは、読んでいてけだるい気分になった。連載小説はストーリーを忘れてしまうので、私は苦手だ。読み切り小説も、もっと掲載してほしい。
2016/03/28(大阪府・42歳・男性・ペンネーム/ウエハラヒロシ)
2016.03

「きらら3月号」愛読者はがきより
大山淳子さんは『猫弁』で知りました。ハラハラドキドキするのに、楽しくホッとします。「福女」もやくざを笑いにしてしまうようなところがあり、大丈夫なの三巴企画、と心配しました。正社員になり名刺を持った菊子さんと社長の戸部さん、すごくカッコイイ桐谷さんの活躍がとても楽しみです。
(東京都・68歳・女性)
「イタリア 美しさの芯」の連載が終わってしまって、本当にさびしいです。毎号とても楽しみにしていて、いつも最後にとっておいて読んでいました。これからもこのような、じっくりしみじみと落ち着いて読める作品を載せてほしいです。
(兵庫県・46歳・女性)
「ほんこつたち」。由良の語る物騒な話はどうなっていくのか? 「フィクショネス」の“僕”と今後どう関わってくるのか? まどろっこしさも含めて、どこかコミカルな藤谷治さんワールドを毎回楽しみにしています。
(長野県・49歳・女性)
今回のきららを読む前に、綾瀬まるさんの『やがて海へと届く』を読みました。「真っ暗」の表現、言葉にすること、すべて、私の想像をこえたものを感じました。被災地住んでいる私には、今や、ふつうに震災が話の中に入っているドラマや小説は、決してふつうには受け入れられないのですが、この小説は何度も読み、大切にしたいと思います。
(宮城県・43歳・女性)
「きらら」を読んでいると、若い頃の自分の感性を思い出します。ああ、こんな時、こんな風に感じたな、とか。友人、家族、恋人、そして他人とでも、年とともに変わってくる感性。紙媒体とはなれている若い人達にこそ読んでほしいというか……私は過去と話しあっています。
(愛知県・53歳・女性)
「WEBきらら3月」感想コーナーより
つぶやきシロー「私はいったい、何と闘っているのか」
……私も含めて、中高年は、いつも何かと闘っている気がする。だから、つい気になって一番に読んでしまう。職場でも家庭でも気疲れすることは何て多いのだろう。お互いに頑張りましょう。
2016/02/24(北海道・48歳・女性・ペンネーム/マック)
2016.02

「きらら2月号」愛読者はがきより
毎号「私はいったい、何と闘っているのか」を楽しみにしています。テレビのお笑い番組を見ているかのようなストーリーの展開に毎号笑わせていただいております。少し考えすぎではないかと思うぐらいの主人公春男ですが、私自身も日々、物事をオーバーに考えるところもあり、主人公と似ているなあと思っています。毎回様々な事件が起こっていて自分だったらどんなふうに対応するのか考えながら読んでいます。
(宮城県・43歳・女性)
「私はいったい、何と闘っているのか」と「シャドウ」はよく似た物語だと気付きました。どちらの作品も主人公がクタクタになるまで気を使い、「まじめ」に「誠実」に生きていますね。でもまー「そこまでやらなくてもいいのに」って思ってしまいます。「たまには、息抜きして下さいね」と、それらの2人に、声をかけたくなります。
(兵庫県・42歳・女性)
真梨幸子「祝言島」。主人公・サラと神田さんの微妙な距離感が、いかにも女子という感じがした。物語を読んでどこまでがフィクションなのか分からなかったので、臨場感があった。孤独を好むサラに感情移入もした。不気味な雰囲気が漂う作品なので、これから食わず嫌いをやめて読んでみようと思う。
(大阪府・42歳・男性)
毎号楽しく読んでいます。今回私が一番面白いと思ったのは、大島弓子さんの「キャットニップ」です。猫も人間と同じように、一度食べてみておいしいと思ったらそれを要求する習性がある、という事にはとてもおどろきました。やっぱり猫も人に似ているんだな、と思って、ほっこりしました。
(鳥取県・20歳・女性)
作品とは違うかもしれませんが……。「きらら通信」の「読む」という行為についての考察がおもしろかったです。とても共感できました。あとは、いつもながら、西加奈子さんの表紙には圧倒されます。飾っておきたいような色合いと力強さ。
(宮城県・43歳・女性)
「WEBきらら2月」感想コーナーより
藤谷治「ぽんこつたち」
……連載3回めでしたが、“物語のなかの物語”に引き込まれていく心地よさと面白さがありました。奈良には昨年、仕事で訪れたばかりで、東大寺をはじめとする今回の舞台がありありと思い浮かびました。それよりも引き込まれたのは、由良龍臣の面白くて魅力的な語り口です。「こんなものを食べて、あんなものに手を合わせて、生きてきた私たち。」という言葉には、はっとしました。
2016/01/30(東京都・42歳・男性・ペンネーム/39)
2016.01

「きらら1月号」愛読者はがきより
「シャドウ 私はいつも影」……女優さんって本当に大変な仕事ですね。まるで修行僧のようだと思いました。すごいです。誰にでもできるものではないですね。女優の姉を支えている元菜さんは、それよりキツイ内容の修行をしているようです。とてもいじらしいです。「何て、けなげな人なの!」と感心しています。カメラマンの生駒さんが気になります。元菜さんをけなしたかと思うと、次にはほめるようなことを言ったりして、「この人、何なの!?」って思います。次回、生駒さんは登場するかしら? 登場したらどのような展開となるのやら、とても気になります。楽しみにしています。
(兵庫県・42歳・女性)
いよいよ謎の核心に近づいてきた「ジゼル」の花音。わからない事だらけの事件の全容は!?そして目前に迫ったジゼルの公演はどうなってしまうの!? とても気になります! 早く次号を届けてください!!
(東京都・45歳・女性)
「キャットニップ」は、あの『綿の国星』の大島弓子さんが描かれているのだと思うと、感動するし、納得します。毎月「きらら」で読めるのは、なんてぜいたくで幸せなことだと思うのです。目がまるくなったヒマラヤ、長生きしてほしい!
(長野県・49歳・女性)
「ロングインタビュー」で、はじめの頃はちょっとイラっとした(失礼!)聞き手の方の文が、最近だんだん面白くなってきました。毎号、佐藤正午さんにけなされ続けて、上達されたのでしょうか。その反面、私は大好きだった佐藤正午さんが、すごくいじわるな方に思えてきてしまって。このままだと、かなりキライな方になってしまいそうです笑。
(兵庫県・46歳・女性)
私の勤めるお店でも、「最近入った新しい店長」はレジに入ってくれます。混雑時などに。有難いですが、店長はどこの書店でもみんな傷だらけです。見ていて痛々しくなるほどです。彼らを助けると思って、もっと皆さん本屋さんに来てほしいものだな、と今月の「夫久山徳三郎」を読んで思いました。
(埼玉県・29歳・女性)
「WEBきらら1月」感想コーナーより
つぶやきシロー「私はいったい、何と闘っているのか」
…… どこにでもいそうな主人公が日々の生活に起こる出来事に何を思い行動していくのか、興味がある。そして親近感がある。それは、誰かの日記のようでもあり、いつも楽しみにしている。
2015/12/21(北海道・48歳・女性・ペンネーム/マック)
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