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小学館文庫／416頁

脳出血で倒れた父親に替わり、
花丘明希子は広告代理店のＯＬから花丘製作所の社長に転身。
しかし、大幅な売上減と銀行からの借入で会社は倒産寸前。
そんなとき、大手の三洋自動車から発注が。
技術的にクリアしなければいけない課題は山積みで……。

駄目なら、さらに手を掛ける。不可能を可能にするまで。
女性社長の奮闘と、製造業の心意気を描く中小企業応援小説！

小学館文庫／352頁

小学校最後の大会で県大会出場を目指して挑戦を続ける、
東小卓球部のキャプテン大地。
全日本選手権でベスト８に入った新コーチを迎え、
新キャプテン純は新たな目標に向かって突き進む。

あの伝説の東小卓球部が帰ってきた！
友情、悩み、情熱……胸が熱くなる少年たちの戦い。
｢チームふたり｣「チームあした」の２話を所収。

小学館文庫／392頁

東小に転校してきた、ふたごの広海と大洋は、
それまでずっと一緒に卓球をしていた。
女子部の新キャプテンとなったミチルは、
仲間たちとともにライバル西小との対戦に挑む。

卓球部で成長していく少年少女の軌跡！
新たな出会い、新しいチームの挑戦が始まる。
「チームひとり」「チームあかり」の２話を所収。

小学館文庫／244頁

80年代。
効果音や独特の節回しのナレーションなど過剰な演出で
秘境の地を探検する人気テレビ番組シリーズの撮影クルーは、
幻の大蛇ヤーガを求めて亜熱帯の地を彷徨っていた。
架空の存在ヤーガを「登場」させるべく、
洞窟でクルーの一人は準備を進めていたが――。

スリル！笑い！男のロマン！に満ちた目眩く冒険譚。

小学館文庫／416頁

マンションの隣人が何者かに撲殺されてから15年。
地方検察庁に検察事務官として勤める古堀徹のもとに、
当時四歳だった隣室の娘が訪ねてきた。
思わぬ再会によってめくれはじめた古い記憶のページ。
交換殺人という荒唐無稽なストーリーが、ここに現実となる！

サスペンスフルな展開の長編『アンダーリポート』に加え、
衝撃的な後日譚を描く短編『ブルー』を併録した完全版。

小学館文庫／384頁

「それはまるで天使が降り立ったようだった」
大正13年。
有田町の駅に降り立ったモダンガールを町の人は噂した。
旭川に生まれ、東京の女学校で学ぶ敏子が恋に落ちた相手は、
皇室御用達の名門窯・深川製磁の二代目だった――。

激動の時代を薔薇のように華麗に生きた彼女の生涯を、
エッセイスト伊藤緋紗子さんが感動的に綴った初の小説作品。

小学館文庫／256頁

京都御所近くにある「ビストロ青猫」で働く辻村凪子は、
その日、大原までケータリングに向かった。
京菓子司の老舗「白井庵」の一族が集まる屋敷で
調理を進めていたところ、凪子の耳に突然短い悲鳴が――。

怨念の潜む密室殺人は、京都に眠る三大怨霊が跋扈する、
連続事件の序章にすぎなかった！
人妻料理人が謎を追う、書き下ろしミステリ！

小学館文庫／320頁

あんなことから、えっ！と驚くこんなことまで、
〈しりとり式不思議なお題〉が45題。
こんな具合につづきます――
始末屋→野菜→田舎→蚊→傘→サボテン→天井→産毛→玄米→
いくら→ラジオ→おまけ→計量→上掛け→けのび→びびり→リ
ゾート→隣→リズム感→歓待(ここまでで20。まだまだあるぞ)

読んでしみじみ、笑って幸せな気持ちになる名エッセイ集。

小学館文庫／424頁

1962年、西新宿。十二社・花街の洋館「鸚鵡楼」で、
惨殺事件が発生。しかしその記録は闇の中に葬られた。
時は流れてバブル全盛。
鸚鵡楼の跡地に建つ超高級マンションに住む
エッセイストの沙保里は、ある恐怖を抱いていた――。

2013年までの半世紀にわたり、
因縁の地で繰り返し起きる惨劇を描いた危険なミステリー。

小学館文庫／320頁

天才画家と言われた父が客死した時、
ひとり息子の茜は12歳だった。
たったひとりの身寄りとも言える父の後妻・爽子は20歳。
遺された「家族」として二人は身を寄せるように暮らした。
そして7年。
19歳になった茜の前に、爽子に求婚している男が現れ――。

少年期との決別を切なく描く、ビタースウィートな物語。