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小学館文庫／304頁

六平太と相惚れの仲である、
音羽の廻り髪結い・おりきが何者かに襲われた。
六平太は、おりきの付添いを始めるが、おりき自身から
「客にからかわれるからやめてくれ」と言われ――。
第一話「厄介者」のほか、全四話所収。

書き下ろし時代小説界最後にして最強の新人！
王道時代小説シリーズ第五弾！

小学館文庫／512頁

親友の一絵から婚約中の男性を紹介された曜子。
未だに処女の曜子は、
親友の彼を見てすぐに自分に属する男だと確信し恋に落ちる。
二人きりになった車中で曜子は彼に迫るが……
（「翡翠の耳飾り――第十五夜」）など、
男女の駆け引きを描いた全34編収録の短編集。

時代を越えてもなお、耀きを放つ森瑤子作品の魅力が凝縮！

小学館文庫／176頁

自由を求めてジャズ喫茶から飛び出した〈椅子〉と、
海が見たくて動物園を逃げ出した〈ゴリラ〉の
美しくも悲しい恋物語「もぞもぞしてよゴリラ」。
気取り屋の狐、熊らしい熊、「キー」しか言わない豚など、
動物たちを描いたユーモラスな掌篇30篇「ほんの豚ですが」。

待望の文庫化！絵も多数収録！
二冊の傑作を一冊にした、〈大人のための物語集〉。

小学館文庫／336頁

時は寛政の改革の真っ只中。
山陽道は青海藩の気丈な千代姫と
吉原を抜け出した心やさしい禿(かむろ)おいち。
そしてもう一人、いわくありげな片目の剣士。
健気なおいちの本屋奉公が始まった！

生まれ落ちてすぐさま引き裂かれた姉妹が巻き起こす
涙と笑いの入れ替わり大騒動！

小学館文庫／240頁

作家・佐藤正午はいかにして小説を“つくって”いるのか。
質問も回答もメールのやりとりのみ、
前代未聞のインタビューには思わぬハプニングも続出。
皮肉とユーモアをまじえた名回答に、
やがて創作の秘密が少しずつ明かされる。

まさかの聞き手交代劇にはじまり作家秘書の口述筆記も！
「書く」ことに特化した異色の「文章読本」。

小学館文庫／240頁

いよいよ新作小説に頭をむけ始めた作家は、
ある場所へ取材に出かける。
執筆のためのメモも何十枚か溜まり、
久しぶりに仕事机にむかう。

「書く」からこそ見えてくる本音――。
著者最長編『鳩の撃退法』誕生の秘話と
「書く」現場の至言がつまったユニークなインタビュー読本。

小学館文庫／512頁

〈ぼくは今、学説を覆すに足る新事実を
　発見しようとしています。村人は語りませんが、
　蝦夷からアイヌ民族の出現に至るまでの
　空白期間を埋める幻の狩猟民族の末裔が、
　暗火岳に生きているのです〉

友人の私にこのような葉書を送って消息を絶った鴫沢澄夫。
彼に心を寄せていた奈美と、私は鴫沢の足跡を追う――。

小学館文庫／352頁

1950年代と現在の東京を幻想的に往還する
「あの街は消えた」「読んでいない絵本」などの短篇小説、
俳優座の名舞台となった傑作戯曲「黄金色の夕暮」、
芸術祭優秀賞、菊島隆三賞を受賞した
テレビドラマのシナリオ「本当と嘘とテキーラ」など、
多彩な作品がこの一冊に。

短篇小説、戯曲、シナリオ――魅惑の山田太一ワールド。

小学館文庫／224頁

小説家の私は、末娘の夜尿症などの問題行動を機に、
半年ほどセラピストとの対話を続けていた。
夫婦の再和合を目的に、南国の地へ旅に出かけるが、
その旅先で夫と「情事」や
女性の「性」について問答してしまう。

現地の男とのエロティックな対話を経るうち、
自己を解放していく姿を大胆に描く革新的小説！

小学館文庫／416頁

北朝鮮の核ミサイル問題を収め、京都に帰った二条内閣は、
大阪府知事の依頼を受け、教育問題に取り組むことに。
しかし京都御所に放たれた忍者によって、
裏方としての内閣の活動情報が漏えい、
ニュース番組では猛烈な批判を浴びて、大阪は一触即発！
最大のピンチに、史上最強の内閣の行く末は――？

書店員さん支持率100％！「史上最強の内閣」涙の完結!?