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小学館文庫／288頁

人気絶頂のアイドルグループを卒業し、
ガールズケイリンの選手となった「ゆらち」。
練習に明け暮れるある日、女流漫画家が殺害され、
ゆらちの叔父であり競輪の師匠が容疑者に。
元アイドルの人気と人脈、選手としての機動力を活かし、
ゆらちは難事件の解明に乗り出す。

逆転に次ぐ、逆転！　真犯人は果たして……。

小学館文庫／400頁

昭和63年。ゲーム機賭博で数億円の荒稼ぎし、
現行犯逮捕された喫茶店経営者・石山詩子。
彼女と面会したフリーライターの蒲田は、
彼女の娘からの依頼で、各界の大物たちと会う羽目に。
彼らと詩子との不可思議な関係を目の当たりにする。
そして平成元年。獄中の詩子は、ある計画を実行に移す――。

男も女もなぜ、この女に騙されるのか――！

小学館文庫／176頁

先生にみんなで最後にメールしようよって言い出したのは、
ナツキだったと思う。カオルも、確かに五人も自殺したら、
担任に迷惑かかるよねって賛成して。だから先生は、
これから全員の遺書めいたメールを受信します。

女子高生五人による、恐怖のメール自殺ゲーム。
たった一度だけ許された“返信”が、
彼女たちの生死を分ける。

小学館文庫／320頁

稲本屋の花魁・雛菊が吉原日本堤の田んぼで斬殺された。
亡骸を発見したのは、18才の遠山金四郎。
前夜、雛菊と言葉を交わしていた金四郎は、
旧知の狂歌師・太田南畝や浮世絵師の歌川国貞とともに、
彼女の死の真相を探り始める。
雛菊はあるときから男たちに心中を持ちかけていたという。

第11回小学館文庫小説賞受賞作を改題、大幅加筆。

小学館文庫／488頁

「24時間365日対応」の本庄病院に、
新しい内科医としてやってきた小幡先生は、
内科部長である板垣先生の元教え子で、経験も腕も確か。
しかし彼女は治ろうとする意思を持たない患者は、
急患であっても受診しないのだった。

彼女の医師としてのある覚悟を知った栗原一止は、
自分の医師としての姿に疑問を持ち始め――。

小学館文庫／192頁

誰もが避けて通ることのできない「老い」、
そしてその先にある「死」に対して、
延命に軸足を置いた医学的なアプローチだけでは、
きちんと向き合うことに限界があるのではないか――。

そんな思いを抱きながら、
作者が、逝ってしまった父、義父の人となりについて、
慈愛に満ちた眼差しで丹念に描き尽くす書き下ろし作品集。

小学館文庫／464頁

四十年近い船員生活の掉尾を飾る航海に出た柚木静一郎。
船長として乗り込んだ不定期貨物船パシフィック・ローズは、
生ゴム12000トンを積んで最後の寄港地・横浜を目指していた。
マラッカ・シンガポール海峡を航海中、船火事に遭遇する。
要請を受けて救難に向かった柚木たちを待っていたのは――。

太平洋、ロシア、アメリカ……、
世界中を舞台に究極の生物兵器をめぐる攻防戦が始まる！

小学館文庫／488頁

不定期貨物船パシフィックローズは、太平洋を北に進む。
無謀ともいえるアララトの航海指令に従いながら、
柚木静一郎船長以下、船員たちは反転の機会を探っていた。
テロリストが求める究極の生物兵器「ナターシャＢ」の行方を、
ＣＩＡ、ＦＢＩ、ロシア連邦保安局も追うなか、
豪華客船には世界の運命を左右する男たちが乗船していた。

『遺産 THE LEGACY』と並ぶ、海洋冒険ロマン二大傑作！

小学館文庫／336頁

「五二物（ぐにもん＝質草）」に紛れ込んだ幻の宝石――
シン、ヒロ、ケイタの三人は、
その石があるという高級質店「Ｋ」に忍び込もうと企む。
だが、その質屋のオーナーは、ヤクザ顔負けの危険人物だ。
一方、違法薬物の過剰摂取で娘を亡くした事件を、
自殺として処理された刑事は捜査の途上、「Ｋ」にたどり着く。

読み始めたら止まらない、書き下ろし映画化原作!!