書店員さん おすすめ本コラム

日常の中に宿る美しさを伝える〈物語〉

喜久屋書店倉敷店(岡山) 三玉一子さん
物語を読む頻度が以前に比べて随分少なくなっていることに気づいた。育休から復帰して一年が経った。時短勤務のため早送りで業務を終え、消化不良の気持ちを振り切って保育園へ。夕飯の支度と家事諸々を片づけて九時頃子供と布団に入り、目が覚めたら朝、という日も少なくない。いやむしろ多い。そうした生活のリズムにもこの一年で慣れ、そっと本のページを開く時間も戻ってきた。

ミステリかぶれもビックリ!

ジュンク堂書店三宮駅前店(兵庫) 荒木遥香さん
ミステリばかり読んでいると途中で犯人がわかってしまったり、伏線に気付いたりと展開が読めてしまい残念に思うことはありませんか?そんなミステリかぶれを吹き飛ばしてくれる本をご紹介します。『翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件』 麻耶雄嵩 こちらはメルカトル鮎という探偵が奇妙な事件を解き明かす新本格派ミステリです。

よみがえれ青春! 大人にも沁みる部活動小説

明林堂書店南佐賀店(佐賀) 本間 悠さん
この春、上の娘は中学校に入学した。真新しい制服に身を包み、毎日訪れる初めての瞬間を思う存分楽しんでいる彼女は、我が子ながらにキラキラと眩しい。目下の関心事は部活動で、友人たちと見学やら情報収集やらに余念がないようだ。

爽やかだけが青春じゃない!

旭屋書店新越谷店(埼玉) 猪股宏美さん
青春。アオハル。 私個人の実体験はまぁ置いておくとして、青春と聞くと何となく爽やかな友情だったり恋愛だったりのイメージがあるのですが、皆さんはどうですか? 爽やかなキラキラした青春モノももちろん好きですが、今回は「爽やかだけが青春じゃない!」三冊をご紹介します。

やりきれなさが感動に変わる3冊

文教堂北野店(北海道) 若木ひとえさん
日々の生活の中で、やりきれない思いを感じることはございませんか? わかっているけど、認めたくない。そんなこと知ったこっちゃない。なんで自分ばっかり? など、そんな自分をもてあましていたら、この3冊を読んでみてください。やりきれなさが感動に変わるかもしれません。

人と向き合うということ

岩瀬書店富久山店プラスゲオ(福島) 吉田彩乃さん
昔を振り返ったりすることありませんか? 学生の頃憧れていた人、くだらない話ばっかりしてた友人、苦手だった先生、思い出すといろんな人と関わってきたんだなあと感傷的になってしまいます。今まで出会ってきた人と同じくらいいろんな感情にもぶつかってきたと思います。それは愛情だったり友情だったりしますが、そんな言葉では表せない感情も時にはありますよね。

うちなー(おきなわ)小説・絵本の1年を振り返る! 3冊

リブロリウボウブックセンター店(沖縄) 筒井陽一さん
こんにちは。今回はこの1年で話題を集めた、沖縄を舞台とした文芸・児童書を振り返りたく思います。まずは何といっても直木賞受賞作『宝島』真藤順丈……戦果アギヤー(戦果を挙げる者=占領米軍から物資を奪取する者・義賊)の荒くれ者たち、その中で英雄と呼ばれていた男が突然消えた。

完結した小説をイッキ読み!

宮脇書店本店(香川) 山岡江梨子さん
大好きな作家さんの新作を、今か今かと待ち焦がれるのも楽しいのですが、完結したシリーズ物などの作品は待たずにラストまでイッキに読める贅沢さがありますよね。 そこで、実際に私がまとめ買いしてイッキ読みしてしまった且つ完結した、している作品をご紹介します。

あなたの知らない……お薦め本の世界

紀伊國屋書店鹿児島店(鹿児島) 花田吉隆さん
今年数えで41歳になるものだから、周りの勧めで近所の神社に厄払いに行くことにしました。どうやら厄というものは普段の暮らしの中で知らず知らず溜まっていくものらしく、知らず知らずに溜まっていくといえば、返事を出していない年賀状や借りたままの本、猫のために買ったクッションなんてもう何個目になるだろうか?